個人投資家向け 株価情報NAVI

マーケット情報
日本 日経平均株価 37,628.48-831.60 (04/25 15:15)
ドル/円 米ドル/円 155.55+0.29 (04/26 01:34)

株ニュース

No.674「少数意見が正しいのがアノマリー」

2019/06/13

NY株式市場は主要3指数そろって小幅続落。
利下げ観測の高まりから銀行セクターが軟調。
原油先物価格の下落からエネルギーセクターも売られる展開。
フェイスブックが1.7%下落。
マイクロン・テクノロジーやアプライド・マテリアルは5%安。
SOX指数は2.3%下落した。
消費者物価指数(CPI)は前月比0.1%上昇と小幅な伸びで着地。
市場予想も0.1%の上昇だった。
コア指数の前年比の伸びは2.0%と4月の2.1%から鈍化。
「物価圧力の落ち着きを踏まえ、利下げ観測が強まった」という見方だ。
6月FOMCでの利下げ確率は21%。
7月の利下げ確率は69.1%。
7月までに2回利下げが起きる確率は前日の12.4%から17.2%に上昇。
10年国債利回りは2.12%水準。
トランプ大統領は「米中は通商問題で合意に至る気がしている」とコメント。
「合意が得られない場合は中国製品に対する関税を引き上げる」とも警告した。
しかし「気がする」の方を重視したマーケットでドルは上昇。
ドル円は108円台半ば。
5月の財政収支は2,080億ドルの赤字で着地。
市場予想は1,855億ドルの赤字だった。
社会福祉関連費用や軍事費が増大し5月の赤字としては過去最大。
ジワジワと効いてくる材料でもある。
アルゼンチン株の史上最高値というのは話題にもなっていないが…。

水曜の日経平均は寄り付き74円安。
前引けはプラスながら大引けは74円安。
日足の罫線は1円未満の値幅で見た目は十字線ながら6日ぶりの陰線。
「5日線(21,025円)や25日線(21,053円)を下回ってしまうと戻り一服感が強まる」
そんな警戒感も聞こえた。
東証1部の売買代金は1兆9,169億円と5日連続の5兆円割れ。
「上へも下へも荒れやすいSQ週の水曜日。
荒れるどころかSQ週、それもメジャーSQ週でであることを忘れてしまうような静かな水曜日」という見方だ。
値上がり717銘柄、値下がり1,329銘柄。
新高値70銘柄、新安値9銘柄。
騰落レシオは95.81。
マザーズ指数、ジャスダック平均はともに小幅高。
NT倍率は13.60倍。
25日線からは0.4%のプラスかい離。
200日線からは2.7%のマイナスかい離。
サイコロは5勝7敗で41.7%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.116%。
買い方▲12.220%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.819%。
買い方▲20.163%。
空売り甫率は46.8%。
40%超は63日連続。
空売り規制なし銘柄比率は10.1%。
これで反発しなければ相場のセオリーは価値観を失う水準。
ちなみにバッケンレコードは3月8日の14.6%だった。
Quick調査の6月7日時点の信用評価損率は▲15.68%。
わずか0.25%とはいえ5週ぶりに改善した。
6月7日時点の裁定買い残は1,350億円増の8,927億円。
2週ぶりの増加。
同裁定売り残は1,067億円増の7,950億円。
こちらは4週連続の増加。
日経HVは12.3、日経VIは17.53。
日経平均採用銘柄のPERは11.92倍でEPSは1,772円。
PBRは1.06倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比85円安の21,035円。
高値21,255円、安値21,025円。
気学では「相場の居所が安値にある時は急伸する」
金曜は「高日柄なれど飛びつき買い警戒、吹き値売り方針」
今年5勝15敗と唯一負け越しの木曜日。
先週はプラス展開が3時まで続き、大引けだけ2円安だった。
木曜が白星になれば、令和相場の始まりと読んでいるのだが…。
心機一転(変化)と怖いもの見たさ(続落記録)が同居したような木曜日。
連敗街道に終止符を打ってもらいたいものだ。

「10月の消費増税と貿易摩擦の激化で日本企業の景況感は落ち込む」という声。
おまけに年金での生活資金不足感も漂ってきた。
弱気筋の取っては、採用したい材料になるのだろう。
しかし強気筋も頑張っている。
日経朝刊ではファンドマネージャーの座談会の結論を掲載。
「年末に24,000円も」が見出しだ。
新聞の強気は、その日のマイナスを惹起することが多いのもアノマリーだが…。
最大の強気は「10年に一度の買い場到来」の声。
QUICKの6月の株式月次調査。
国内の投資家による現在の国内株式の組み入れ比率を示す指数(現在のウエイト)は39.7。
2009年3月以来の低水準となった。
「ややアンダーウエイト」と「アンダーウエイト」を足した比率は52%。
2001年10月以来、約18年ぶりの高い水準。
09年3月や16年7月など値下がり大底のタイミングでウェイトが低下してきたのが歴史との指摘
その結論は「10年に一度の買い場到来」
少数意見が正しいというのも株式市場のアノマリーではある。

NYダウは43ドル安の26,004ドルと続落。
NASDAQは29ポイント安の7,792ポイント。
S&P500は5ポイント安の2,879ポイント。
ダウ輸送株指数は48ポイント高の10,246ポイント。
SOX指数は2.33%上昇。
VIX指数は15.93。
3市場の売買高は68.8億株。
225先物CME円建ては大証日比85円安の21,045円。
ドル建ては大証比75ポイント安の21,045ポイント。
大証夜間取引終値は日中比80円安の21,040円。
ドル円は108.49円。
10年国債利回りは2.122%。

テクニカル的には積水ハ(1928)、日清粉(2002)、
博報堂DY(2433)、ヨコレイ(2874)、日東紡(3110)、
ハウスドゥ(3457)、日理化(4406)、アルテリア(4423)、
日新薬(4516)、アルファシス(4719)、日立金(5486)、
昭和電線(5805)、三浦工(6005)、ライドオン(6082)、
ワイエイシイ(6298)、モリタ(6455)、能美防(6744)、
重工(7011)、トヨタ(7203)、HOYA(7741)、
エフピコ(7947)、ソーダニッカ(8158)、SG(9143)、
住友倉(9303)、DTS(9682)、ミスミ(9962)、
蔵王産(9986)が動兆。

◇━━━ カタリスト━━━◇
upr(7065)…動兆
uprに注目する。
もともとの社名は「宇部パレットレンタル」
同社は昨日東証二部に新規上場。
パレットを中心とした物流機器の共同利用であるレンタル業が中核。
全国に11営業拠点と全都道府県にパレットのデリバリーポイントを設置。
一貫パレチゼーションに対応する体制を整えている。
アジア地区でのパレットレンタル事業にも参入。
IoT事業、カーシェアリング事業、アシストスーツ事業などにも事業領域を拡大。
「地球をまるごと循環」が同社の夢だ。
IPO直後だけに押してからでも遅くはないと思うが…。
(4,060円買い気配)

チャート

http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=7065
◇━━━トラッキング━━━◇
…7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
5/27◆アクセスG(7042)1,515円→1,410円 ロスカット
5/29★NECネッツ(1973)2,815円→2,808円 調整
5/30◇シルバーライフ(9262)5,050円→4945円 タッチ
5/31◇ヤマシンF(6240)545円→632円 タッチ
6/03◇ETSHD(1789)659円→640円 タッチ
6/05☆ヤマ発(7272)1,907円→1,914円 堅調
6/06☆日亜鋼(5658)328円→333円 堅調
6/07☆日東工業(6651)1,896円→2,005円 堅調
6/10★EMネットJ(7036)6,750円→6,680円 調整
6/12★大崎電気(6644)700円→695円 調整

 

TOP