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NY「景気悪化の金利低下方向好感は本末転倒だが・・・」

2019/06/10

週末のNY株式は続伸。NYダウは木曜時点で25日線(25,654ドル)を上回っていたからこその強い動きともいえる。NYダウは5日続伸。
雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが7万5000人と市場予想の18万5000人を大幅に下回って着地。前月の22万4000人増から大きく鈍化した。

これを受けて7月の利下げを含め年内3回の利下げ確率が織り込まれた。6月の利下げ確率は前日の16.7%から22.5%に上昇。7月も58.0%から69.1%に上昇。年内に2─3回の利下げが実施されることを織り込んでいる。政策金利が12月まで据え置かれる確率はわずか1.3%。

移民と関税問題を巡る米、メキシコ両国の交渉にも楽観的な拡大。景気悪化の可能性よりも利下げ期待が勝ったという本末転倒の格好だ。「貿易戦争の激化や労働コスト圧力の低下、すでに低水準にあるインフレを踏まえ、利下げを実施する可能性はある」という見方だ。

10年国債利回りは2.08%台。
雇用統計発表直後に17年9月以来の低水準となる2.053%を付けた場面もあった。
週末にトランプ大統領は「米国はメキシコと合意文書に署名した。よって10日に発動する予定だったメキシコに対する関税は無期限で停止された」とツイート。メキシコが不法移民対策を強化することで合意。
米・メキシコの「関税戦争」はひとまず回避された格好。

 

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