株ニュース
NY「3日続伸」
2019/06/07
NY株式市場は続伸。主要3指数が3日続伸(NYダウは4日続伸)したのは5月半ば以来のこと。
「米国がメキシコからの輸入品への関税適用を先送りすることを検討している」との出所不明の報道を好感。「最終的に米国とメキシコが合意に達し米中通商合意もまとまるまで安心できない」という見方もある。
新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比横ばいの21万8000件。市場予想は21万5000件だった。7日発表の5月米雇用統計では非農業部門雇用者数が18万5000人増と前月の26万3000人増から鈍化する見通し。「ADPが予想外に下振れしたことで雇用統計も同様に予想を下回る可能性がある」という声もある。
またECBは少なくとも来年半ばまで金利を据え置く方針を明らかにした。金利据え置きの期間を、従来の最低年末までから「最低2020年上半期にかけて」に延長。
「英国のEU離脱を巡る先行き不透明性のほか、一部の新興国の脆弱性を巡る不確実性。加えて世界的な貿易の伸びを巡る先行き不透明性は3月時点のわれわれの予想を超えて増大した。このためフォワードガイダンスを延長した」という説明だ。
10年国債利回りは2.12%水準。
ドル円は108円台半ば。
原油先物は一時2%超の上昇。