株ニュース
NY「全面安」
2019/05/14
週明けのNY株式は大幅に急反落。NYダウは前週末比617ドル(2.4%)安の25,324ドル。下落幅は一時719ドルに達した局面もあった。2月11日以来ほぼ3カ月ぶりの安値水準。下落率は1月3日以来の大きさだった。
「中国が600億ドル分の米国製品について追加関税の引き上げを発表。米中の対立激化への懸念が拡大しアップルなど中国事業の比率が高い企業を中心に幅広い銘柄が売られた」との解釈だ。トランプ大統領が「残りの250億ドル分にも25%の関税を課す作業が始まった」とコメントしたことを嫌気。
「iPhone」が第4弾のリストに入るとの警戒感や「アップストア」への独占禁止法違反の訴訟の可能性からアップルが6%近い大幅安。インテルやエヌビディアなど半導体関連銘柄も軒並み下落した。アップルとボーイングの2銘柄でNYダウを195ドル近く押し下げた格好だ。
ナスダック総合株価指数は269ポイント(3.4%)安の7,647ポイント。3月下旬以来の安値水準。下落率は昨年12月4日以来ほぼ5カ月ぶりの大きさだった。
フェイスブック、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、アルファベット(グーグル)のFANGがそろって大幅安。
S&P500は69ポイント安(2.3%安)の2,811ポイント。
表面利率2.375%の10年物国債利回りは2.40%。
ドル円は109円台前半。
VIX指数は20.55。SOX指数は4.73%の下落。