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NY「ヘルケアセクターが足を引っ張っての反落」
2019/04/18
NY株式市場で主要3指数は小幅に反落。
2月の貿易赤字は前月比3.4%減の493億8200万ドルと昨年6月以来8ヶ月ぶりの低水準。市場予想は535億ドルだった。
対中貿易赤字は28.2%減の247億6100万ドル。中国からの輸入が20.2%減少、中国への輸出が18.2%増加。「中国からの輸入が急減し赤字が縮小」との解釈だ。その中国の第1四半期のGDPが前年比6.4%増加で着地。外部材料も悪くなかった。
ただユナイテッドヘルスやファーザーなどヘルケアセクターが規制への懸念で軟調。相場全体の足を引っ張った。
第1四半期決算を発表したS&P500採用企業は54社。利益がアナリスト予想を上回った企業の割合は79.6%。
地区連銀経済報告(ベージュブック)は通過。
「経済活動は3月から4月初めにわずかから緩やかなペースで拡大。いくつかの地区では経済成長が幾分強まっている」との報告。「全体的には米経済の見通しは楽観的で、国債利回りは押し上げられる」という見方だ。
10年国債利回りは2.59%台。リスク許容度が上昇しドルは対ユーロで下落。ドル円は112円水準。
一部報道では「米中は通商協議の次回交渉の日程で暫定合意。両国の交渉官は5月下旬、もしくは6月初旬に調印式を行うことを目指している」とある。