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寄前「日経平均採用銘柄のEPSは着実に増加」

2019/04/16

週明けの日経平均は一気に22,000円台回復。寄り付き152円高、大引け298円高と日足は窓を開けて5日連続の陽線。TOPIXはようやく6日ぶりの反発で年初来高値を更新した。

200日線(21,886円)を一気に上抜けたことで買戻しを誘ったという格好だ。
「次は12月3日につけた22,698円」という勇ましい声が聞こえ始めた。
225採用銘柄主力への買いとETFなど逆日歩銘柄への買戻しの交錯。

「日経平均は大幅高が2日継続。短期的には反動もあるかもしれないがある程度過熱感を伴いながらも上昇が続く可能性」というのが玉虫色の見方だ。「累積売買代金からは21,500円にフシがある」という取ってつけたような解釈はようやく消えた。

東証1部の売買代金も2兆3924億円と4月3日以来の水準。
「世界的にも出遅れている日本株が買い進まれるという出遅れ循環の波」という声が聞こえた。
トランプ大統領の「利上げしなければ、株価が最大1万ポイント上がっていたはず」も効いた。
根拠の薄い強気はいつも相場を演出するものだ。

値上がり1,910銘柄、値下がり190銘柄。新高値250銘柄、新安値16銘柄。
騰落レシオは109.82と上昇した。NT倍率は13.62と最高水準をキープ。
SQ値21,870円に対しては1勝1敗。

25日線からは3.0%、200日線からは1.3%のプラスかい離。
サイコロは9勝3敗で75.0%とやや過熱圏。

松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.810%。買い方▲9.402%とようやく買い方有利体制確立水準
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.637%。買い方▲16.201%。
空売り比率は41.2%で29日連続40%超。

日経HVは17.1、日経VIは15.72。日経平均採用銘柄のPERは12.60倍。
EPSは1,759円と連日の増加で昨年12月の1,794円に接近。
シカゴ225先物終値は大証日中比35円安の22,145円。高値22,220円、安値22,040円。

紙芝居を検証してみると・・・。
75日線は上向いた(20,998円→21,008円→21,023円)。
12ヶ月移動平均(21,963円)、24ヶ月移動平均(21,657円)は上抜けた。
13週線(21,306円)が26週線(21,236円)を抜けて形は一応ゴールデンクロス。
これはTOPIXも同様だ。

もちろん先週末のSQ値21,870円も完璧に上抜けた。
週足の雲の下限は22,392円、上限は23,052円。ようやくの雲入りも近くなってきた。
週足の勝手雲は上限21,268円で上抜ける。

週足のボリンジャーのプラス1σ21,653円、プラス2σが22,116円。プラス3σの22,578円はだいぶ上だ。
日足のボリンジャーのプラス2σは22,078円、プラス3σは22,350円。
結構フシを取っ払ってきた。

「もう今年は22,000円は見ることは出来ない」という声もあったがまたお目にかかれた。
東証1部の時価総額700兆円限界説との葛藤が再登場したという感じだ。

それにしても絶妙なのはTOPIXが週末まで続落していたこと。
時価総額はほとんど増えず611兆円水準だった。騰落レシオも90%台だった。
過熱感なく上昇感を醸し出してくれたのは上等だった。
TOPIXが25日線水準でウロチョロしていたのとは大違いでもある。

アノマリー的には・・・。
「3月に上昇したら5月は下落しやすく、3月に下落したら5月は上昇しやすい」。
そして・・・。
「4月に上昇したら8月は下落しやすく、4月に下落したら8月は上昇しやすい」。
3月は下落だったので5月は期待。
4月上昇→8月下落のアノマリーは外れて欲しいというのが勝手な願いだ。
ちなみにETFは逆日歩の嵐という印象。

気学では「目先のポイントをつくる注意日」。
水曜は「人気に反して動く日。逆張り方針」。且つ「下げの特異日」。
木曜は「変化日にして不時の高下を見せる日」。且つ「上げの日」。
金曜は「初め強いと後安の日。吹き値売り良し」。且つ「変化日。満月」。

 

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