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株ニュース

No.618「クラスA大作戦」

2019/04/15

週末のNY株式市場は3指数そろって大幅上昇。
NYダウは269ドル高。
史上最高値更新まであと515ドル(1.9%)に迫った。
NASDAQは史上最高値まで1.8%、S&P500は同1.6%に迫った。
昨年9月に付けた終値での最高値までは約1%だ。
週間ベースではNYダウは0.0%安、3週ぶり小反落。
NASDAQは0.6%高、3週続伸(累計4.5%上昇)
S&P500は0.5%高、3週続伸(同3.8%上昇)
週末の株高を演出したのはJPモルガンの4.7%高。
第1四半期(1─3月)決算の好調さを背景に金融セクターの成長鈍化が払拭されたとの見方だ。
ウォルト・ディズニーも約12%急騰し最高値を更新。
新動画配信サービス「ディズニー・プラス」の詳細発表が好感された。
1~3月期のS&P500企業の収益見通しは前年比2.3%減と前日の2.5%減からやや改善。
軟調だったのはネットフリックスやシェブロン。
「主要3指数のサイコロジカルラインは過熱圏。
S&P500は11勝1敗、NASDAQは9勝3敗、NYダウは8勝4敗」という声もある。
中国の貿易統計でドル建て輸出は前年同月比14.2%増加。
市場予想を上回った。
一方、輸入は前年比7.6%減少し市場予想よりも大幅な落ち込み。
これを受けて債券利回りは上昇(価格は下落)
10年国債利回りは一時2.556%と上昇。
米国の3月の輸入物価は前月比0.6%上昇と3カ月連続上昇。
輸出物価は前月比0.7%上昇。
「米経済のリセション入りは示唆されていない」という解釈だ。
ドルの対ユーロ相場は週間で4週間ぶりの大幅安。
ドル円は112円台。
「市場はお祭り気分だ。
中国発の朗報が届き、米決算も幸先の良いスタートを切った。安全資産は劣勢」と浮かれたコメントもある。

完璧に日経平均優位型の展開。
寄り付き71円高、大引け159円高。
日足は4日連続の日足陽線。
週足陽線基準21,761円(終値基準)も上抜けて2週連続陽線。
SQ値は21,870円84銭に対してザラバでは抜けたが終値では0円28銭足らなかったがほぼキープした格好。
3月4日の終値ベースの高値(21,822円)を更新した。
勝手雲の白いねじれは今回も奏功した。
ただTOPIXは5日続落。
週間ベースでは、日経平均株価は0.3%高、2週連続上昇(累計3.1%上昇)
TOPIXは1.3%安、2週ぶり下落。
東証マザーズ指数は0.35%高、2週ぶり上昇。
日経ジャスダック平均は0.48%安、2週ぶり下落。
東証2部指数は2.15%安、2週ぶり下落。
ファーストリテが7%強、ソフトバンクGが4%強の急伸。
減益予想で朝方売られた安川電もプラス転換。
「安川電機の売り圧力が限定的であったことは外需への警戒が和らぐ点でポジティブ」という声もある。
減益・減配予想のローソンは12%強の急落で7年ぶりの安値。
日経平均は週間では約63円上昇。
値上がり809銘柄、値下がり1,219銘柄。
新高値64銘柄、新安値67銘柄。
騰落レシオは95.48。
NT倍率は13.62倍と8日続伸で過去最高水準。
「10連休を控えての仕掛けの前兆」という見方もあるがうがちすぎだろう。
ただ非自然な日経平均優勢であることは間違いない。
「先週は日経平均のみ上がったような感覚」というのは間違っていない。
ファーストリテが週間で9.8%上昇(12日のみで7.9%高)
ソフトバンクグループが同5.1%上昇(12日4.9%高)
この2銘柄が日経平均株価の上昇に大幅寄与している。
25日線(21,418円)からは1.8%のプラスかい離。
200日線(21,888円)からは0.1%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率で売り方▲10.027%。買い方▲10.453。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲2.542%。買い方▲17.235%。
空売り比率は45.7%で28日連続40%超。
日経平均のPERは12.45倍でEPSは1,756円と連続増加。
12月の最大値1,794円が見えてきた。
大発会は1,764円だった。
2月決算を通過して実は増加してきているというのが現実だ。
PBRは1.13倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比190円高の22,050円。
高値22,070円、安値21,685円。
大証夜間取引終値は日中比210円高の22,070円。
13週線(21,190円)と26週線(21,250円)はまもなくゴールデンクロス。
週足のボリンジャーのプラス1σは21,653円、プラス2σが22,116円。
200日線(21,888円)まであと一歩。
12月3日以来の上抜けとなれば22,468円高値が見えてこようか。
5日線は21,766円。
日足のボリンジャーのプラス1σは21,745円、プラス2σは22,002円。
プラス3σは22,260円。
気学では「良く動く日にして前後場仕成りが変わる」
火曜は「目先のポイントをつくる注意日」
水曜は「人気に反して動く日。逆張り方針」
木曜は「変化日にして不時の高下を見せる日」
金曜は「初め強いと後安の日。吹き値売り良し」

NT倍率の13.62倍は27年ぶりの高水準。
ファーストリテが週間で9.8%上昇(12日のみで7.9%高)
ソフトバンクグループが同5.1%上昇(12日4.9%高)
この2銘柄が日経平均株価の上昇に大幅寄与している。
日本電産など時価総額の大きな銘柄の主役感。
一方でTOPIXは5日続落。
このアンバランスが週末ずーと頭から離れなかった。
閃いたのは「クラスA」という言葉。
3月27日の日経朝刊の特集は「市場再編」。
サブタイトルは「東証1部、3割期待はずれ」。
市場は最上位の「クラスA」、普通ーの「クラスB」、成長企業の「クラスC」にいずれ再編される可能性がある。
となると、売上高や利益、時価総額や株主数などで「クラスA」とそれ以外は大きな差がでてこようか
そこで考えられるのは「クラスA」レベルを多くの企業が目指すという方向。
それを置き換えようとする投資家側の心理。
その積み重ねが相場に陰影を落とし始めたということではなかろうか。
これから始まるであろう「増資、自社株買い、株主数の増加期待」
これを踏まえれば「クラスA大作戦」という言葉もあながち荒唐無稽ではない。
時間軸はクラスAまで約3年。
結構長い時間が東京株式市場に舞い降りることになる。
日経平均株価もクラスBになるまでの最後の徒花を咲かせる可能性もあろうか。

NYダウは269ドル高の26,412ドルと反発。
NASDAQは36ポイント高の7,984ポイントと反発。
S&P500は19ポイント高の2,907ポイントと3日続伸。
ダウ輸送株指数は127ポイント高の10,912ポイント。
SOX指数は1.43%の下落。
VIX指数は12.01と低下。
3市場の売買高は67.5億株。
225先物CME円建ては大証日中比190円高の22,050円。
ドル建ては大証比210ポイント高の22,070ポイント。
大証夜間取引終値は日中比210円高の22,070円。
ドル円は112.02円。
10年国債利回りは2.561%。

225先物は野村・シティ・ドイツ・バークレイズ・三菱・GS・JPが買い越し。
みずほ・パリバ・UBS・楽天・アムロ・SBIが売り越し。
TOPIX先物はGS・モルスタ・日興・SBI・パリバが買い越し。
大和・バークレイズ・メリル・アムロが売り越し。

テクニカル的にはコシダカ(2157)、アウトソ(2427)、
JBR(2453)、パル(2726)、スシロー(3563)、
TIS(3626)、GMOPG(3769)、OLC(4661)、
りらいあ(4708)、CTC(4739)、フルキャスト(4848)、
コニシ(4956)、テクノプロ(6028)、SANKYO(6417)、
日新電(6641)、シマノ(7309)、コジマ(7513)、
パンパシ(7532)、オンワード(8016)、山善(8051)、
乃村工(9716)、CSP(9740)、ベネッセ(9783)、
ソフトバン(9984)が動兆。

◇━━━ カタリスト━━━◇
GMOPG(3769)…動兆
GMOPGに注目する。
同社は消費者向けEC業者へに決済処理サービス提供が中核。
オンライン決済代行は大手顧客のEC事業成長追い風に好調。
後払いサービスが拡大基調。
決済代行が公共料金取り込みで成長。
塾の月謝支払いや駐車代など対象が増加してきた。
業績は絶好調。
(8,620円)
チャート

http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=3769

◇━━━トラッキング━━━◇
…7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
3/29★カゴメ(2811)3,095円→3,050円 調整
4/01★ツムラ(4540)3,450円→3,345円 調整
4/02◇ナノキャリア(4571)423円→433円 タッチ
4/03★ツナグ(6551)667円→625円 調整
4/04★日東工業(6651)2,287円→2,286円 調整
4/05★ディップ(2379)1,938円→1,892円 調整
4/08★日精ASB(6284)4,100円→4,010円 調整
4/10◇みらいワークス(6563)4,150円→4,450円 タッチ
4/11★ピックルス(2925)2,222円→2,183円 調整
4/12★ヒューマン・アソ(6575)1,095円→1,073円 調整

 

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