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株ニュース

No.616「木曜安のアノマリーには敵わないのか」

2019/04/11

前場の日経平均株価は59円安の21,627円と続落。
円高基調を警戒してマイナススタート。
中国消費者物価指数は前年比2.3%増と市場予想平均と一致して着地。
上海総合指数が堅調な動きだったことから上昇に転じる場面もあった。
しかし戻り待ちの売りに押された格好での続落。
企業の決算発表や10連休を控えて消極的な展開継続。
EUがブリュッセルで開いた緊急首脳会議は英国のEU離脱の再延長で合意。
離脱期限は10月31日となった、
EUのトゥスク大統領は8時間に及んだ首脳会議後に「再度延長された期間を英国は無駄にすべきでない」とコメント。
既に無駄は数え切れないほど。
市場でも暇なく市場関係者が今朝までもブレグジットを語る姿もあった。
結論(延期)の見えている案件に時間を費やすのはどう考えても免罪符作り。
2週間前には大半の市場関係者は見切っていたと思うのだが…。
とはいえ市場は反応薄。
「ファーストリテイリングや安川の決算発表待ち」という声も聞こえた。
昨年負け知らずの天赦日も今年の木曜安のアノマリーには勝てないのだろうか。

ピンにぴったり寄せようと思うとオーバーする。
グリーンの真ん中でいいやと思えば逆に70センチに寄る。
その70センチのバーディパットを決めようとすると不思議とカップになめられる。
パーでいいやと考えれば吸い込まれる。
この繰り返し。
きっと理由は「欲」のなせるワザ。
自然体を邪魔するのはいつでもこの欲。
書き換えれば「欲=世苦」
マーケットも一緒かも知れない。

夏目漱石の「草枕」の冒頭はかなり有名な一節。
これを山路ではなく、市場で考えるとどうなるのだろうか。
「市場を眺めながら、こう考えた。
智に働けば理外の理。目先の利に棹させば流される。意地を通せば負け続ける。
とかくに市場は住みにくい。

「若葉して手のひらほどの山の寺」(漱石)
「若葉して手のひらほどの東京市場」(読み人知らず)

◇━━━トラッキング━━━◇
…7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
3/28◇エラン(6099)1,382円→1,677円 タッチ
3/29☆カゴメ(2811)3,095円→3,010円 調整
4/01★ツムラ(4540)3,450円→3,340円 調整
4/02◇ナノキャリア(4571)423円→456円 タッチ
4/03★ツナグ(6551)667円→641円 調整
4/04★日東工業(6651)2,287円→2,243円 調整
4/05★ディップ(2379)1,938円→1,902円 調整
4/08★日精ASB(6284)4,100円→4,070円 調整
4/10☆みらいワークス(6563)4,150円→4,175円 堅調
4/11★ピックルス(2925)2,222円→2,191円 調整

 

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