株ニュース
NY「雇用統計通過」
2019/04/08
週末のNY株式市場は上昇。S&P総合500は半年ぶりの高値を更新。7日続伸は2017年10月以来だ。
雇用統計では非農業部門の雇用者数が19.6万人増。前月の7カ月ぶりの弱い伸びから加速し市場予想の18万人増も上回った。時間当たり賃金は前月比0.1%増で伸びは前月の0.4%から鈍化。予想の0.3%も下回った。「強弱入り混じった結果」という見方だ。ただ「景気後退懸念の払拭につながった」という見方も多い。
市場の焦点は米経済、あるいは米貿易摩擦問題から企業決算へと移行してこようか。
雇用統計でインフレが抑制されていることが示され長短金利差は縮小。
「10年債利回りが2.60%台に乗せなかったことに投資はしびれを切らした。還期限がより長い国債に買いを入れたことが利回り曲線の平坦化につながったと」という声もある。
FRBが20年初旬に0.25%ポイントの利下げを実施する確率は60%。10年国債利回りは2.498%。
トランプ大統領は「中国との合意はかなり近づいており4週間以内に発表する可能性がある」とコメント。英国のメイ首相はトゥスクEU大統領宛ての書簡で「離脱期限を6月30日に延期する」と申し入れた。
ドル円は111円台後半。VIX(恐怖指数)は12.82。SKEW指数は126.23。