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NY「自信に溢れたNYは最高のスタート」

2019/04/02

4月1日のNY株式相場は3日続伸。NYダウは前週末比329ドル高の26,258ドル。昨年10月上旬以来、ほぼ半年ぶりの高値となった。

上昇寄与上位はJP、GS、キャタピラー、ボーイング。下落寄与上位は医療保険・医療サービスのユナイテッドヘルス。NYダウとS&P500は終値ベースの年初来高値で取引を終了。

中国の政府と民間の3月の購買担当者景気指数(PMI)がそれぞれ好不況の分かれ目となる50を上回ったことを好感。

「中国経済が底入れし、今後は世界経済をけん引する」との期待感が台頭。中国が米国からの自動車や自動車部品への関税引き上げを見送る可能性が一部で報じられ米中貿易協議進展への希望が拡大。これを背景にキャタピラーなど中国売上高比率が高い銘柄が買われた。

3月のISM製造業景況感指数は前月比0.9ポイント上昇の55.3と市場予想(54.3)を上回って着地。

景気への楽観論から長期金利が上昇。金融株セクターの上昇要因となった。「長期債利回りの上昇で3ヵ月政府短期債と10年債の逆イールドが解消されたことも追い風にリスクオンとなった」という声が聞こえる。

10年国債利回りは2.50%。一方で3カ月物の米財務省証券(TB)は2.39%。
原油相場の上昇を手掛かりにシェブロンなど石油セクターも堅調。

NASDAQは99ポイント高の7,828ポイント。主力ハイテク株の上昇が寄与。ただ前週末上場の配車サービス大手のリフトは公開価格を下回った。

2月の小売売上高は予想に反して前月比では下落したが、前年比では小幅に増加。

債券市場は3日続落(利回りは上昇)。10年国債利回りは2.50%。

1950年以降の月別の騰落率をみると4月はダウ平均にとって「最高の月」。2006年以降では12年続けて上昇。平均上昇率は2.3%。「米大統領選の前年」でみても1950年以降、4月は17回中14回上昇。平均4%高と堅調。

「NY株式相場は12月の上昇が大きいが、大型株は相場全体が中だるみしがちな4月に力を発揮する傾向が強い」との見方だ。4月半ばに発表が始まる主要500社の19年第1四半期決算は3.9%の減益予想。しかし市場はむしろ楽観論。

「事前の期待が低いだけに予想ほど悪くなければ、比較的値動きが安定している大型株が買われダウ平均を押し上げる」。これが自身に溢れて明るいNYと暗い東京との差だろう。

ダウ輸送株指数は235ポイント(2.26%)高の10,643。
VIX(恐怖)指数は13.40に低下。

 

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