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株ニュース

No.601「自信の有無」

2019/03/29

《都合により後場編はお休みさせていただきます》

NY株式株式市場は反発。
国債利回りの上昇や米中通商協議を巡る楽観的な見方が買い材料との解釈。
2018年第4四半期の実質GDP確報値(季節調整済み)は年率換算で前期比2.2%増。
2月公表値の2.6%増から下方修正となった。
市場予想は2.4%増だった。
「四半期の成長トレンドは明らかに弱まっている。
労働市場は、少なくとも年内のリセッションを先送りするのに十分な強さを持っているが、利幅は縮小。
マイナス成長になるのにさほど時間はかからないだろう」という解釈だ。
18年通期のGDPは2.9%増だった。
トランプ政権は年間のGDP目標を3%増とし、1兆5,000億ドル規模の減税や景気刺激策を導入した。
目標には届かなかったが成長率は15年以来の大きさ。
17年の2.2%増から加速した。
ウィリアムズNY連銀総裁は「世界経済鈍化を示す兆しはあるものの米経済は非常に良い環境にある。
リセッションについてそれほど懸念していない」とコメント。
これは好感された格好だ。
10年債と3ヶ月物財務省短期証券の逆イールドは解消せず。
10年債利回りは2.39%台に上昇(価格は下落)
ドル円は110円台後半。

木曜の日経平均は寄り付き187円安、大引け344円安と続落。
一時400円以上の下落で21,000円を割れ込んだ場面もあった。
3月になって3度目の21,000円割れで日足は3日ぶりの陰線。
「北京で始まった米中閣僚会談、迷走が続く英国議会、トルコ通貨安を軸にした新興国の混乱など。
外部環境の不透明感は増すばかり」という解釈だ。
一方で「底堅い」という珍妙な解説もあった。
「アドバンテストや富士通、村田製作所など。
朝方売られて安く始まっても大引けかけてはプラスに引き戻す銘柄が表れている」という指摘もあった。
値上がり229銘柄、値下がり1,878銘柄。
新高値14銘柄、新安値75銘柄。
騰落レシオは92.41まで低下。
NT倍率は13.29倍。
25日線(21,436円)からは0.3%マイナスかい離。
200日線(21,946円)からは2.6%のマイナスかい離。
75日線(20,989円)がサポートしてくれていた。
5日線が21,289円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.180%。買い方▲11.702%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲11.951%。買い方▲16.023%。
空売り比率は46.5%で17日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は9.6%。
日経HVは19.3、日経VIは18.4。
日経平均のPERは12.24倍でEPSは1,718円。
PBRは1.11倍に低下した。
シカゴ225先物終値は大証日中日比145円高の21,205円。
高値21,220円、安値20,965円。
大証夜間取引終値は日中比140円高の21,200円。
13週線(20,888円)と26週線(21,351円)のレンジでの戦い。
24か月線(21,538円)が遠い。
昨年3月末終値は21,454円というのが記録だ。
ボリンジャーのマイナス1σが21,257円。
一目均衡の雲の白いねじれに期待したい日。
3月高と3月安では大きな違い。
最低でも2月末終値21,385円が欲しい。
気学では「一方に偏して動く。波動について駆け引きせよ」
月曜は「突っ込んでも戻す日。悪目あれば押し目買い良し」

株式市場における「変なこと」はいろいろある。
例えばチャート至上主義の台頭。
米の値動きも卵の値動きも原油も金も為替も株も同じ罫線で語られる。
コレに意義を唱える向きはほとんどない。
北半球なら春に田植えをして秋に収穫する米の価格変動と企業の業績と景気要因。
そして受給に左右される株価。
これが一緒の図形になるというのは何か不自然だ。
株式市場はどちらかといえば「数理解析」が主役の場。
あるいは「確率論の世界」と言っても良いかも知れない。
しかし罫線の世界は幾何学の世界。
幾何学は「空間内の物体や諸現象の観察を通してそこから得られた図形の性質を研究する必要性から起った学問。
古典的な平面幾何学や立体幾何学ばかりでない。
現在では、最も抽象的な思考や想像の産物までが幾何学的に表現され」。
「図形が株なのか」という根源的な疑問はなかなか解決しにくいものである。
幾何学の父であるユークリッドの名言は「学問に王道なし」
「株式に王道なし」と連想されてしまう。

市場関係者のメールにあった名言。
「世の中には二つのタイプの人がいる。
自信をもって生きている人とおびえて生きている人である。
自信のある人は、憂うつからも、不機嫌からも、不必要な懐疑からも自由である。
自信のない人は自らの弱点の犠牲になる。
いざ、という時に存分に力を発揮する人と、
いざ、という時にひけこむ人がいる。
この決定的な違いはどこから生まれるのか。
心の弱さはどう克服すべきなのか」。
相場人として、これは核心を付いていると思う。
所詮は「運」があるかないか。
ここに最終的には尽きると思うが「運」を呼び込むか突き放されるかはココロ持ち方だろう。

NYダウは91ドル高の25,717ドルと反発。
NASDAQは25ポイント高の7,669ポイント。
S&P500は10ポイント高の2,815ポイント。
ダウ輸送株指数は121ポイント高の10,319ポイント。
SOX指数は0.19%の下落。
VIX指数は14.41。
3市場の売買高は62.7億株。
225先物CME円建ては大証日中比145円高の21,205円。
ドル建ては大証比165ポイント高の21,205ポイント。
大証夜間取引終値は日中比140円高の21,200円。
ドル円は110.62円。
10年国債利回りは2.391%。

225先物はアムロ・UBS・ソジェン・みずほ・JP・メリルが買い越し。
クレディ・野村・ドイツ・モルスタ・GS・HSBC・大和が売り越し。
TOPIX先物はみずほ・JP・ソジェン・日興・三菱が買い越し。
バークレイズ・GS・クレディ・メリル・アムロ・UBSが売り越し。

テクニカル的にはベネ・ワン(2412)、ラクーン(3031)、
システム情報(3677)、スカラ(4845)、ソディック(6143)、
アトラエ(6194)、フォスター(6794)、スマートバリュ(9417)が動兆。

スケジュールを見てみると…

29日(金):失業率、鉱工業生産、米個人所得・個人支出、シカゴ購買部協会景気指数
週末:中国製造業PMI
1日(月):日銀短観、新元号発表、米小売売上高、ISM製造業景況感
2日(火):マネタリーベース、米耐久財受注
3日(水):米ADP雇用レポート、ISM非製造業景況指数
4日(木):台湾休場
5日(金):家計調査、景気動向指数、米雇用統計、消費者信用残高、中国・香港休場

29日(金)プロ野球開幕
31日(日)ウクライナ大統領選、欧州夏時間に移行

【4月】(8勝6敗で6位、陽線確率57.1%)

1日(月)エープリールフール、政府が新元号発表、働き方改革関連法施行、改正出入国法施行、
     日銀短観、米小売売上高、ISM製造業景況感、ハノーバー・メッセ(~5日)、
     新日鉄住金が「日本製鉄」社名変更、上げの特異日
2日(火)マネタリーベース、米耐久財受注、大幅高の日
3日(水)米ISM非製造業景況感、ADP雇用レポート、インドネシア休場、変化日
4日(木)良品計画が銀座にホテル開業、台湾休場
5日(金)景気動向指数、家計調査、米雇用統計、消費者信用残高、G7外相会議(仏・ディナール)、
     新月、鬼宿日、清明節
6日(土)株安の日
7日(日)統一地方選
9日(火)イスラエル選挙、下げの日
10日(水)ECB理事会、
11日(木)G20財務省・中央銀行総裁会議、ゴルフマスターズ開幕、木星逆行
      天赦日、株安の日、変化日
12日(金)SQ、IMF・世銀春季総会(ワシントン~14日)
15日(月)
16日(火)上海国際自動車ショー(~25日)
17日(水)インドネシア大統領選、下げの特異日
18日(木)上げの日
19日(金)NY休場(グッド・フライデー)、変化日、満月、変化日
21日(日)衆院沖縄3区補選、統一地方選
22日(月)ロンドン休場(イースター・マンデー)
23日(火)株高の日
24日(水)日銀金融政策決定会合(~25日)
25日(木)変化日、株安の日
26日(金)経済同友会通常総会、米GDP速報値発表
27日(土)10連休開始
29日(月)昭和の日で休場
30日(火)天皇陛下が退位、休場 米FOMC(~1日)、ユーロ圏GDP速報値発表、土星逆行

月内:郵貯限度額が2,600万円に倍増、OPEC総会、一帯一路フォーラム
3月期企業の決算発表、
東京五輪チケット発売開始

良い週末を…。

◇━━━ カタリスト━━━◇
カゴメ(2811)…動兆
カゴメに注目する。
同社はトマト加工品の国内最大手。
飲料が拡大基調。
農事業を育成も手掛ける。
スムージーや若年層向け新製品も投入。
個人株主約20万人で個人株主比率99%。
今後の手本だ。
(3,095円)

チャート

http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=2811

◇━━━トラッキング━━━◇
…7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
3/11◇シンシア(7782)511円→620円 タッチ
3/13◇プレミアG(7199)3,155円→1,948円(分割) タッチ
3/14◇リーガル不動産(3497)1,201円→1,192円 タッチ
3/15◇NSW(9739)1,935円→2,299円 タッチ
3/18★MDV(3902)1,166円→1,110円 調整
3/20◇ファンデリー(3137)1,141円→1,162円 タッチ
3/22☆じげん(3679)577円→580円 堅調
3/25★伊藤忠エネ(8133)924円→896円 調整
3/27☆日精樹脂(6293)907円→893円 堅調
3/28☆エラン(6099)1,382円→1,450円 堅調

 

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