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株ニュース

NY「小動き」

2019/03/26

週明けのNYダウは一時130ドル安まで下げる場面があったものの終値は小反発。週末に下げが目立った航空機のボーイングやスポーツ用品のナイキなどが上昇。「週末の大幅安の反動で押し目買い」との解釈だ。

トランプ米大統領を巡るロシア疑惑で捜査報告書では大統領の罪を認定せずの展開。「政治リスクが後退し米中交渉やインフラ投資などが進みやすくなる」という思惑も見えた格好。

一方でアップルやアルファベットは下落しNASDAQは続落。基本的には逆イールド論争が継続し上値は重い展開。S&P500の動きで語れば「プラスの場面もあったが失速」という見方となる。ダウ輸送株指数も続落。

長期金利の指標となる表面利率2.625%の10年国債利回りは前日比0.04%低下の(価格は上昇)2.40%。一時は2.37%とほぼ1年3カ月ぶりの低水準を付けた場面もあった。

独Ifo企業景況感指数が市場予想を上回って上昇。ユーロ圏の景気減速を巡る警戒感がやや薄れドイツ10年債利回りがマイナス幅を縮小。「米国債にも売りが波及した」との見方だ。

「私は逆イールドを景気後退入りのシグナルとはみていない」とイエレン前FRB議長。だから「低格付け債市場がパニックに陥っていない」という指摘もある。「米株大幅安の主犯として消去法的に出てくるのがアルゴリズム取引による機械的な売り」とう見方がもっともらしげな印象だ。

VIX(恐怖)指数は0.91%低下の16.33。SKEW(ブラックスワン)指数は0.04%上昇し117.60。問題ない水準だ。

ただ「最近は相場の急変に際して遅行指数となっている。年初来の低水準にあることは逆説的に先々の急変を示唆している可能性がある」という警戒感も指摘されるからややこしい。

ドル円は110円を挟んでの動き。

 

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