株ニュース
NY「ボーイングが悪役」
2019/03/13
NY株式市場はマチマチの動き。
2月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.2%上昇。 市場予想と一致して着地。一方、前年同月比は1.5%上昇と、2016年9月以来、2年5カ月ぶりの小幅な伸びとなった。この冴えない数字からFRBのハト派姿勢が確認されたとしてS&P500とNASDAQは続伸。
エチオピア航空の「ボーイング737MAX8機」墜落事故を受けて運航停止が相次いだボーイング株が続落。この影響でNYダウは反落した。ボーイング株の2日間の下落率は09年6月以降で最大となっている。
英下院はメイ首相とEUがまとめた離脱修正案を賛成242票、反対391票で否決。「英離脱を巡る動きはかなり失望を誘っており、相場に多少影響した」という見方だ。
3市場の売買高が約67億株と低調なのはブレグジットに対する様子見の影響もありそうだ。
10年国債利回りは2.5%台に低下。
ポンドは乱高下したものの最終的には落ち着いた格好。ドル円は111円台前半で推移。