株ニュース
NY「反落ながら高値もみあい」
2019/03/06
NY株式市場は続落。もっとも上値の重さを警戒しているものの高値もみあいの印象だ。
ポンペオ米国務長官は「通商合意が満足のいく内容とならなければトランプ大統領に受け入れる意向はない」とコメント。米中通商協議を巡る懸念は拡大した格好。
「通期キャッシュフローが大幅に悪化したGE株の下落が効いた」という見方もある。
「市場は上昇してきた。投資家が求めるのは今後もさらに上昇すると思えるイベント。コレがなければ急いで資本を投入することはない」という解釈もある。
売買エネルギーは低く3市場の売買高は約69億株。
ISM非製造業総合指数は3.0ポイント上昇の59.7。3カ月ぶりの高水準となった。市場予想の57.3も大きく上回った。
景気指数は5.0ポイント上昇の64.7と市場予想の59.9を上回り、2005年8月以来の高水準。新規受注指数は65.2と05年8月以来の高水準。
新築一戸建て住宅の販売戸数は年率換算で前月比3.7%増の62.1万戸。戸数ベースで5月以来7カ月ぶりの高水準となった。
「ISMの非製造業指数は最も信頼性の高い指標の一つ。経済成長が反転していないことを示すリアルタイムの情報だった。米経済はリセッションに向かってはいないようだ」という指摘がある。
小売大手ターゲットの好決算は12月の小売売上高からの警戒感を和らげた格好。
10年国債利回りは一時上昇したものの結局は2.71%水準。ドル円は111円台後半。