株ニュース
NY「手詰まり感からの反落」
2019/03/05
週明けのNY株式市場は反落。NYダウは206ドル安の25,819ドル。一時414ドル下落した場面もあった。
NASDAQは17ポイント安の7,577ポイント。S&P500は2,800ポイントを割れた。
朝方は買い先行となったものの「貿易交渉での米中合意は織り込み済みで材料出尽くし感」との解釈。そして売り物優勢の展開。また「知的財産権侵害など中国の構造問題を巡る協議は合意に至っていない」との見方も売り材料となった。
12月の建設支出額が0.6%減と市場予想(0.2%増)に反してマイナスになったことも悪材料。経済指標の下振れ継続を市場が垣間見たという格好。
シティグループが算出するエコノミック・サプライズ指数はマイナス45.4。2017年8月以来およそ1年7カ月ぶりの低水準。同指数は経済指標の予想と実績のかい離を指数化したもので、実績が予想を上回れば上昇。下回れば下落を意味する。
前週に民主党議員が提案した国民皆健康保険制度の法案や薬価引き下げの圧力を懸念する売りもあった。医療伊保険のユナイテッドヘルスやドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが大幅安。
10年国債利回りは2.72%水準。ドル円は111円台後半。
VIX(恐怖)指数は14.62。