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NY「NYダウは7週連続高」
2019/02/12
週末のNY株式はマチマチの動き。NASDAQとS&P500は3日ぶりに小幅反発。NYダウは3日続落となった。
「米中が通商協議の期限3月1日までに合意できるどうかの懸念がくすぶり投資家のセンチメントを圧迫。しかし企業の好決算は追い風」との声が聞こえる。
週間ベースでは、NYダウは0.2%高、7週続伸(累計11.9%上昇)。
NASDAQは0.5%高、7週続伸(同15.2%上昇)。
S&P500は0.1%高 2週続伸(同1.6%上昇)。
米国債利回りは4日連続の低下。10年国債利回りは2.6%台。
「ドイツ10年国債利回りが約2年ぶりに0.1%を割り込んだことも 米国債市場の下支え」という声もある。
世界景気の減速懸念からドルは安全通貨として上昇傾向。「米経済が引き続き底堅い成長を見せる中、他の国は失速。米ドルの上昇相場が復活」という見方だ。ドル円は109円台後半と小動き。
週明けのNYダウは4日続落。「米中貿易協議の進展期待から寄り付きは上昇。一時90ドルあまり上昇した。しかし次第に買い手控えムード拡大。つなぎ予算の期限切れで今週末に米政府機関が再び閉鎖する可能性も懸念された」との解釈。
米中首脳が3月中旬に会談を開く方向で協議中との報道を好感。貿易摩擦を巡る過度な警戒感が後退。キャタピラーや3Mなど中国関連銘柄は堅調。もっとも今週北京で開催予定の閣僚級協議を控え「交 渉の具体的な進展を見極める必要がある」との見方から楽観論は後退。午後は100ドル近く下落した場面もあった。NASDAQとS&P500は小幅続伸。
ダウ輸送株指数は1.25%上昇。
VIX指数は15.97。
10年国債利回りは2.66%水準。
ドル円は110円台前半での推移。