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株ニュース

No.545「25日線は上向きに転じた」

2019/02/04

週末のNY株式市場はマチマチの展開。
1月の雇用統計は非農業部門の雇用者数が30.4万人増で着地。
昨年2月以来の大幅な伸びとなった。
市場予想の16.5万人増も上回った。
一方、失業率は0.1%ポイント上昇の4.0%と7カ月ぶりの高水準。
時間当たり賃金は前月比0.1%(3セント)増と前月の0.4%から伸びが鈍化。
ISM製造業景気指数は56.6と前月の54.3から上昇。
市場予想の54.2を上回った。
経済の基調的な力強さを再確認した格好だ。
悪材料は財新/マークイットの中国製造業購買担当者景気指数(PMI)
節目の50を2カ月連続で下回ったこと。
約3年ぶりの低水準となった。
また第1四半期売上高見通しが市場予想を下回ったことが嫌気されアマゾンが大幅安となった。
週間ではS&P500が1.6%、NYダウが1.3%、NASDAQが1.4%それぞれ上昇。
10年国債利回りは2.68%台に上昇。
年内の利下げ確率は30%台だったが20%に低下。
パウエルFRB議長の発言を受け年内の利上げ確率はゼロに低下している。
市場からは「インフレ圧力は緩やかでFRBは次回の利上げは急ぐ必要はないと見なすだろう」という声が聞こえる。
ドル円は109円台半ばに上昇。ユーロドルは小動き。

金曜の日経平均株価は小幅上昇。
TOPIXは小幅安とマチマチの展開。
週末要因に加え、米雇用統計や決算発表を控えて様子見ムード。
買い一巡後は一気に上げ幅を縮小。
前日終値を挟んでの揉み合いで方向感は薄かった。
今年初のザラバ20,900円台。
昨年10月26日の20,971円、12月19日の20,987円の水準で跳ね返された。
21日の20,892円を抜けたが21,000円の壁に押し返された格好。

東証1部の売買代金は2兆4,860億円。
「増加傾向は悪くない」という声が聞こえる。
ただ今年初の3日連続日足陰線は気にかかる。
日経平均は週間で14円の上昇。
週足は陽線。
値上がり793銘柄。値下がり1,268銘柄。
新高値7銘柄でも今年最大。新安値49銘柄。
騰落レシオは105.19と上昇。
むしろ120を早く超えた方が相場に弾みがつこう。
25日線(20,331円)からは2.3%のプラスかい離。
25日線は上向きに転じた。
上向きは12月5日以来だ。
200日線(22,145円)からは6.1%のマイナスかい離。
5日線はサポートだ。
松井証券信用評価損益率速で売り方▲7.244%。買い方▲13.888%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.492%。
買い方▲21.874%。
空売り比率は45.3%で38日連続40%超。
日経HVは16.4、日経VIは18.35。
日経平均採用銘柄のPERは12.04倍。EPは1,726円。
PBRは1.10倍。
一目均衡の雲の下限は21,284円→21,145円と下降中。
6日には20,701円まで下がってくる(6日の雲の上限は20,954円)
勝手雲の上限は20,585円。
ボリンジャのプラス1σが20,765円。プラス2σが21,200円。
13週線が21,024円、26週線が21,891円、24か月線は21,425円とまだ上。
シカゴ225先物終値は大証日中比75円高の20,795円。
高値20,905円、安値20,705円。為替の109円台は好感しよう。
求めるのは4日ぶりの日足陽線。
月曜の今年4勝目に期待だ。
気学では「弱体日。吹き値売り方針」。火曜は火曜は「不時の高下を見せる日」
水曜は「戻り売り方針の日。逆に高いと翌日安し」
木曜は「初め高いと後安し」
金曜は「前場安いと後場戻す日。突っ込み買い良し」
「株式市場大観」で2月は「高値のついた銘柄から売って少しずつ利食いせよ」
1月は「新甫から買い良し。その後戻り売り一貫」だった。
3月は「買いの月。中旬以降大安値をみてその後買いに転じよ」

週間エコノミストの特集は「マーケット大予想2019」
サブタイトルは「今年はブラックスワンばかり。
米国景気後退の条件は整った」
そして・・・。
日経平均「景気減速と円高で17,000円」
ドル円「米中貿易戦争の悪化で90円台。」
原油「OPEC減産崩れで30ドル割れ」
先週の東洋経済の「株価崩落」と合わせると見事な弱気指標。
これで「ダイヤモンド」が追っかければ強気の反対指標の完成だ。

ちなみに日曜日経朝刊の見出しは「反転マネーリスク資産へ。NY株1月上げ幅最大」
12月に記録的な資金流出が起きた後2019年1月は一転、大幅な上げ相場となった。
世界の主要株価指数は上昇。
債券市場にもお金が戻っている。
12月のNYダウの月間の下落幅は2,211ドルと1896年の算出開始以来最大。
日経平均株価も2,336円と10年ぶりの月間下落幅記録。
ところが1月は逆に大幅上昇。
NYダウは月間上げ幅(1,672ドル)で過去最大を記録。
欧州ではドイツ、フランスが6%上昇。
ブレグジットの英国株も4%高。
新興国への資金流入も目立つ。
18年に2割安となったトルコ株は1月14%上昇。
原油安も一服し、ロシア株も14%高。
新政権発足したブラジル株は過去最高値。
上昇率トップは原油先物、ついでREIT、新興国株、米株、日本株。
ハイイールド債、銅と続く。
結局原油動向が株に影響しているということだ。

NYダウは64ドル高の25,068ドルと反発。
NASDAQは17ポイント安の7,263ポイントと3日ぶりの反落。
S&P500は2ポイント高の2,706ポイントと3日続伸。
ダウ輸送株指数は64ポイント安の10,123ポイント。
SOX指数は1.20%の上昇。
VIX指数は16.14に低下。
3市場の売買高は75億株。
CME円建ては大証日中比75円高の20,795円。
ドル建ては大証比85ポイント高の20,805ポイント。
ドル円は109.48円。
10年国債利回りは2.684%。

225先物はメリル・アムロ・シティ・GS・UBS・SBIが買い越し。
ソジェン・野村・クレディ・大和・ドイツ・パリバが売り越し。
TOPIX先物はメリル・みずほ・JP・バークレイズが買い越し。
クレディ・ソジェン・GS・モルスタ・アムロが売り越し。

テクニカル的にはコカコーラ(2579)、ハウス食(2810)、
セーレン(3569)、LINE(3938)、ハリマ化成(4410)、
CTC(4739)、日東工(6651)、エレコム(6750)、
アンリツ(6754)、ヨコオ(6800)、エスペック(6859)、
日立ハイテク(8036)、新光商事(8141)、カチタス(8919)、
名鉄(9048)、日立物(9086)、JAL(9048)、
HIS(9603)、ミロク(9928)が動兆。

◇━━━ カタリスト━━━◇
日清食品HD(2897)…動兆
日清食品HDに注目する。
同社は即席ラーメンの先駆者。
カップ麺は国内シェア5割超。
中国展開が好調。
「まんぷく」銘柄だ。
(7,000円)

チャート

http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=2153

◇━━━トラッキング━━━◇
…7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
1/21◇ワイヤレスゲート(9419)481円→546円 タッチ
1/22◇ヘリオス(4593)1,944円→1,683円 タッチ
1/23★DeltaP(4598)2,930円→2,728円 調整
1/24◇RPA(6572)3,095円→3145円 タッチ
1/25☆アイリッジ(3917)734円→738円 堅調
1/28★平田機工(6258)6,460円→6410円 調整
1/29★EMネット(7036)3,810円→3,500円 調整
1/30★イトーキ(7972)571円→558円 調整
1/31★早稲アカ(4718)1,929円→1,895円 調整
2/01☆E・J(2153)997円→1,019円 調整

 

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