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株ニュース

No.537「天恩日。面白きこともある場を面白く」

2019/01/28

週末のNY株式市場は上昇。
背景は1ヶ月以上に及ぶ政府機関一部閉鎖解除の方向。
トランプ大統領は2月15日まで3週間の資金を手当てするつなぎ予算案で議会と合意したと発表。
つなぎ予算案は上下両院の承認を経て、大統領の署名によって成立することになる。
「米中通商交渉やブレグジットなどの不透明要素が相場の重荷」という声もある。
しかし「一部の不透明要素が薄れ始めた」との解釈だ。
週間ベースではNYダウは0.1%高、5週続伸(累計10.2%上昇)。
NASDAQは0.1%高、5週続伸(同13.1%上昇)。
S&P5000.2%安、5週ぶりの反落。
企業の決算発表は佳境。
S&P500採用企業のうち22%超が決算発表を通過。
約7割の企業の業績がアナリスト予想を上回っている。
木曜に一時2.700%と1週間ぶりの低水準だった10年国債利回りは2.755%。
29~30日のFOMCを控え「追加利上げのタイミングに関する手掛かり待ち」との見方。
2019年末までの利上げ確率は30%と前日の22%から上昇。
北アイルランドの民主統一党(DUP)が、メイ首相のEU離脱協定案支持を条件付きながらも非公式に決定したと大衆紙サンが報道。
英ポンドは対ドルで3カ月強ぶりの高値。
ドル円は109円台半ばで動意薄。

週末の日経平均は4日ぶりの反発。
月曜始値の20,848円は上回れなかったが月曜終値20,719円は上回っており週足は3週連続陽線。
(始値を基準にする向きにとっては陰線と解釈は異なる)。
前週末比は103円高で3週連続プラスとなった。
3日ぶりの5日線(20,656円)回復。
6日連続で25日線(20,409円)を上回った。
「短期上昇トレンドを取り戻した。
21日のザラバ高値(20,892円)を抜けなかったが終値ベースでは今年の高値。
3日間の足踏みはイライラさせられたが相場底堅さの確認場面だった。
東京エレクトロン上昇は悲観相場からの回復という流れ」との声が聞こえる。
週間ベースでは日経平均株価は0.5%高、3週連続上昇(累計6.2% 1211.6円上昇)。
TOPIXは0.6%高、3週連続上昇(同6.5%上昇)。
東証マザーズ指数は1.8%高、5週連続上昇(同19.3%上昇)。
日経ジャスダック平均は0.4%高、3週連続上昇(同5.6%上昇)。
東証2部指数は0.9%高、2週ぶりの反発。
値上がり1,337銘柄、値下がり697銘柄。
新高値5銘柄。新安値7銘柄。
騰落レシオは86.74。
NT倍率は13.26倍。
25日線からは1.8%のプラスかい離。
200日線(22,165円)からは6.3%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲7.884%。買い方▲12.591%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲5.588%。買い方▲12.824%。
空売り比率は41.2%と低下してきたものの34日連続40%超。
日経HVは28.0、日経VIは19.54。 
日経平均採用銘柄のPERは12.05倍。EPSは1,723円。
PBRは1.10倍。
225先物シカゴ終値は大証日中比15円高の20,795円。
高値20,890円、安値20,540円。
13週線(21,135円)の先が26週線(21,958円)。
24ヶ月線がその間の21,355円に位置している。
月足陽線基準19,561円は遥か下。
1月SQ値20,290円もその後下回ったことはない。
米企業決算はアップル(29日)、フェイスブック(30日)、アマゾン(31日)。
国内決算発表も佳境に入る。
1月30日(水)179件、31日(木)400件。
2月1日(金)155件と前半のピーク。
2月4日(月)123件、5日(火)165件、6日(水)167件。
7日(木)262件、8日(金)545件。
FOMCから週末の雇用統計、そして決算が絡む週。
気学では「吹き値売り方針の日。下放れ突っ込みは見送れ」。
火曜は「人気に逆行して動く日。逆張り方針良し」。
水曜は「前後場歩調を異にして動く日」。
木曜は「相場の放れを注意して駆引きする日」。
金曜は「後場高の日。始め安ければ買い狙い良し」。

週刊東洋経済の今週号の特集。
「株価崩落に備えよ」。
サブタイトルは「小康状態にリスクが潜む」。
そして市場関係者の対談のテーマは「日本株は利食いのチャンスが迫っている」。
あるいは「最近の急落が大当たり。
経済物理学で日本株の崖をズバリ予測」。
日経朝刊の広告を見ただけで中身は読んでいない。
ただ大きな活字の「株価崩落」の見出しは、逆指標となるのかも知れない。
ただ「利食いのチャンス」というからには、目先上昇シナリオ。
どうせなら徹底的弱気を前目に出してくれた方が市場は歓迎しようか。
週刊ダイヤモンドやエコノミストも同時に弱気特集を組んでくれれば最強の強気材料視したいのだが・・・。
ちなみに・・・
東洋経済ONLINEの年末の記事は「経済物理学で予測、株価は2019年初に下落」。
サブタイトルは「逆バブルシグナルを出すクラッシュ指数」となっている。

経済物理学ではバブルを「揺れを伴いながら崩壊する点(臨界点)へと近づいていく系列」としてとらえる。
2017年以降のデータについての推計。
株価が急落した2018年2月の前の2017年10月~2018年1月。
「みずほクラッシュ指数」が高水準にあった。
「10営業日後に臨界点到達」の蓋然性が高いというシグナルを出していた。
また、指数の上昇は限定的ではあったものの2018年5~6月の下落局面の前。
あるいは2018年10月の下落局面の前も、一定のシグナルを出していたことがわかる。
株価下落局面の起点を2018年1月とした予測。
足元(2018年12月5日)までのデータを使って株安が臨界点に達するタイミングを予測した。
「べき乗則で下落続けば2019年1月に臨界点へ」というのが結論。

https://toyokeizai.net/articles/-/256392

「面白きこともある場を面白く」というような気になる。
強気と弱気が相まって成長するのが相場でもある。

テニスの全豪オープンで優勝したのは大坂なおみ選手。
所属は日清食品(2897)。
「まんぷく効果」はココにあったのだろうか。
もっともヨネックス(7906)の株価も堅調だ。

昨日は今年最初の天赦日。
しかし日曜だったから相場への影響はない。
そこで今度は天恩日(てんおんひ)を見てみた。
天恩日とは「天の恩恵で、すべての人が幸福を受けられる最上の吉日」。
以下は今年の天恩日。
天赦日とは違って5日連続してやってくる。
今週は月火水木と天恩日。
相場では暦の重み=時間の大切さを感じることも必要なのだろう。
なにか明るい気がするのは気の所為?

1月12日(土)~ 1月16日(水)
1月27日(日)~ 1月31日(水)
2月11日(月)~ 2月15日(金)
3月13日(水)~ 3月17日(日)
3月28日(木)~ 4月 1日(月)
4月12日(金)~ 4月16日(火)
5月12日(日)~ 5月16日(木)
5月27日(月)~ 5月31日(金)
6月11日(火)~ 6月15日(土)
7月11日(木)~ 7月15日(月)
7月26日(金)~ 7月30日(火)
8月10日(土)~ 8月14日(火)
9月 9日(月)~ 9月13日(金)
9月24日(火)~ 9月28日(土)
10月9日(水)~ 10月13日(日)
11月8日(金)~ 11月12日(火)
11月23日(土)~11月27日(水)
12月8日(日)~ 12月12日(木)

NYダウは183ドル高の24,737ドルと反発。
NASDAQは91ポイント高の7,164ポイントと3日続伸。
S&P500は22ポイント高の2,664ポイントと3日続伸。
ダウ輸送株指数は79ポイント高の9,921ポイント。
SOX指数は2.17%の上昇。
VIX指数は17.41まで低下。
3市場の売買高は75.5億株と増加。
CME円建ては大証日中比15円高の20,795円。
ドル建ては大証比30ポイント高の20,801ポイント。
ドル円は109.53円。
10年国債利回りは2.758%。

225先物は野村・JP・アムロ・ソジェン・パリバ・GSが買い越し。
SBI・UBS・メリル・モルスタ・ナティクス・楽天が売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・UBS・JP・みずほが買い越し。
メリル・野村・GS・アムロ・クレディが売り越し。

テクニカル的にはイソライト(5358)が動兆。

◇━━━ カタリスト━━━◇
平田機工(6258)・・・動兆
平田機工に注目する。
同社は自動車、半導体、パネル製造装置、家電など生産設備エンジニアリング会社。
清算設備のインテグレーターだ。
有機EL向け設備は減少ながらEV、IoT関連が拡大。
本社新工場建設が稼働。
ボトムからのリバウンド継続。
大河ドラマ「いだてん」の熊本銘柄だ。
(6,460円)

チャート

http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=3917

◇━━━トラッキング━━━◇
…7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
1/11◇PCI(3918)2,221円→2,333円 タッチ
1/15★日新(9066)1,836円→1,833円 調整
1/16★セック(3741)3,595円→3,540円 調整
1/17★DIT(3916)1,381円→1,301円 調整
1/18★ラクーン(3031)669円→647円 調整
1/21◇ワイヤレスゲート(9419)481円→509円 タッチ
1/22◇ヘリオス(4593)1,944円→1,984円 タッチ
1/23★Deltap(4598)2,930円→2,833円 調整
1/24◇RPA(6572)3,095円→3,335円 タッチ
1/25☆アイリッジ(3917)734円→742円 堅調

 

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