株ニュース
NY「5日続伸」
2019/01/21
週末のNY株式市場は5日続伸。「中国が貿易不均衡の是正に向け、米国からモノの年間輸入規模を1兆ドル強拡大。貿易黒字を2024年までにゼロにすることを目指している」との報道を好感したとの解釈。「市場は好材料で再びリスクオンの展開になっている」という見方だ。
ダウ輸送株指数は1万ドル乗せ。SOX指数は2%超の上昇となった。週間ではNYダウは2.96%高、NASDAQは2.66%高、S&P500は2.87%高。そろって4週連続の上昇。4週間の上昇率としては2011年10月以来の大幅高だ。S&P500は月間で2016年3月以来の上昇となりそうな気配。
ミシガン大学消費者信 頼感指数(速報値)は90.7と、2016年10月以来の低水準。前月からの低下幅は7.6ポイントで、15年9月以来の大きさ。市場予想は97.0。ただ12月の鉱工業生産指数は市場予想を上回り、米経済が鈍化するとの懸念は後退。年末までの利上げ確率は27%。1週間前の19%からは上昇したが1カ月前の40%からは低下した。
10年国債利回りは2.78%と上昇。ドルは主要通貨に対して底堅く推移。ドル円は109円台後半での推移。
トランプ氏はホワイトハウスで演説。「行き詰まりを打開するための提案として不法移民の救済策を3年間延長する」など歩み寄りを見せたが野党民主党は反対。週明け21日はキング牧師生誕記念で休場。