株ニュース
NY「4日続伸」
2019/01/10
NY株式市場は4日続伸。S&P500はクリスマス前後に付けた20カ月ぶりの安値から約10%上昇。
「米中が通商協議で合意するとの期待が高まり、貿易摩擦による世界経済への影響懸念が幾分和らだ」との陳腐な解釈だ。
減産報道があったがアップルは上昇。半導体セクターも堅調。フィラデルフィア半導体指数(SOX)指数は2.52%上昇。中国事業の比率が大きいボーイングも堅調展開。
原油在庫の減少幅が170万バレルにとどまりガソリン在庫が810万バレル増(市場予想は340万バレル増)となった。しかし米中貿易摩擦解消に向けた協議の進展に楽観的な見方が拡大。株式と並んでリスク資産とされる原油は午後には一段高となり8日続伸。これを背景にエネルギーセクターが上昇した。
FRBが追加利上げに慎重な姿勢を示したことから10年国債利回りは2.71%台に低下。パウエルFRB議長の10日の講演が注目されている。
ドル円は108円台前半で推移。政府機関の一部閉鎖は19日目に突入。トランプ米大統領は「予算案を合意できなければ国家非常事態を宣言する権限がある」とコメントしたが材料視されず。