株ニュース
No.515「面白き?」
ラグビーの帝京は十連覇を逸し、箱根駅伝の青学は5連覇ができませんでした。
早稲田、日体はシード落ち。
盛者必衰の理といったような年初の出来事。
「おごれるもの久しらず」とは言いませんが、理不尽でない相場に期待していきたいもの。
変化の兆しはアチコチに登場してきたようです。
本年もよろしくお願い申し上げます。
2019年の干支は「己亥(つちのと・い)」
「己(つちのと)」は明るい中天の太陽。
「亥(い)」は暗闇の新月の象徴。
十干である「己」と、十二支の「亥」の組み合わせ。
「己亥」は「ステップアップする充実したタイミングにありながら、どうも調子に乗るとチャンスを逃す年」
ツチノトとは土の弟という意味で陰陽五行では陰の土にあたる。
土とは今、自分が立っている土地。
全ての中心的存在という意味も持つ。
また「己」は「おのれ」。
3本の棒に糸を巻きつけて糸束を作る糸車の象形文字。
多くの糸束を生み出す源だ。
転じて自分自身を意味するという。
決まり事や正しい行いといった意味もある。
「己」は、生命が真っ盛りを迎えた時期。
同時に正しい姿の自分という意味がある。
絶好調も行き過ぎるとマイナス。
「絶好調が故の落とし穴が潜む年」との解釈だ。
「亥」は次に進むための安定した準備期間
十二支最後の「亥」で地面に落ちた種が土中へ埋まり次世代の生命へと繋がっていくという意味。
「亥」とは、生命が収蔵された核で次へのタスキを渡す大切な準備期間を意味している。
そして「亥」は陰陽五行では陰の水にあたる。
己亥は「土剋水」
土を水が侵すという意味。
溢れ出ようとする水の流れを土が堰き止める、
または清流の流れを土が汚し濁流にするといったイメージ。
「己」と「亥」は、五行で「土剋水」という相剋の関係。
「土は水を濁らせ、溢れ出ようとする水の流れを土が止める」ことを意味している。
また「己亥」は「平地木」
野中の一本杉の様に平地に真っ直ぐ立つ孤高の木を指している。
寂しく孤立しているが、ひとり茂っている姿から「迷わず信念を持って継続すれば吉運が舞い込む」との解釈だ。
結論は「己」が持つ横溢するエネルギーが「亥」が持つ飛躍のための大切な準備期間の邪魔をしようとする。
しかし「地平木」が持つ孤高の継続力で乗り切れる年。
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《都合により後場編はお休みさせていただきます》
「面白き?」
「面白き事もなき世を面白く」は幕末の高杉晋作の辞世。
日経元旦朝刊1面の見出しは「つながる100億の脳」
サブタイトルは「知の探究 常識通じぬ未来へ」
当然ながら連想は人工知能(AI)、ビッグデータ分析・解析関連となる。
しかし・・・。
それで市場が面白いかどうかは別。
下の句は「すみなすものは心なりけり」
ココは本人が詠んだかどうかは異論のあるところだか、基本は「ココロ」
心の持ちようで相場観はいかようにも変わるものだ。
年末のNY株式市場は3市場の売買高が74億株と閑散商いながら上昇。
もっとも年間の下落率は2008年以来の大きさ。
NY株式は12月の下げが顕著。
S&P500は世界恐慌以降で最悪の12月。
NASDAQは高値から20%下落し弱気相場入り。
主要3株価指数はいずれも月初から約9%下落した。
「投資家は企業業績や貿易交渉の行方、FRBの言動などに注目するだろう」という声が聞こえる。
12月28日までの週間ベースでは、NYダウは2.7%高。
NASDAQは4.0%高、S&P500は2.9%高。
それぞれ4週ぶりの反発。
2018年12月月間ベースではNYダウは8.7%安。
NASDAQは9.8%安、S&P500は9.2%。
それぞれ2カ月ぶりの反落。
年明けの米国株式市場は一時400ドル超えるの下落と軟調な滑り出し。
しかし切り返して主要3株価指数はプラス圏で引けた。
「世界的な景気鈍化への懸念が重しとなったが、押し目買いが優勢」との見方だ。
12月の中国製造業PMIが1年7カ月ぶりに節目の50を下回ったことを受け、株価は序盤下落。
ただ引け後にはアップルが売上高予想の下方修正を発表。
引け後の取引で同社株は8%安となった。
昨日のNY市場は大幅安。
アップルの下方修正を嫌気。
株価は9%下落し2017年4月以来の安値を更新。
1日としては2013年1月以来の大幅安。
時価総額は7,000億ドルを割り込んだ。
首位はマイクロソフト(7,550億ドル)、次がアマゾン(7,390億ドル)、3位はアルファベット。
ISM製造業景気指数は54.1と前月の59.3から低下。
2016年11月以来の低水準となり市場予想の57.9も下回った。
1カ月の低下幅は2008年10月以来の大きさ。
輸送機器メーカーは「顧客需要が景気や関税を巡る懸念で減少し続けている」
機械メーカーは「米中間の関税問題が、製造業のコストや材料調達戦略を巡って長期的懸念」
コンピューターと電子製品のメーカーは「成長が止まったようだ」
これも悪材料となった。
ADP雇用レポートで民間部門雇用者数が27万1,000人増と、約2年ぶりの大きな伸びだった。
これは見えないフリ。
大納会の日経平均は寄り付き120円安。
売り先行の展開で一時2万円を割れたが大引けは62円安で2万円台キープ。
前年終値に比べ、2,750円17銭(12.0%)の下落。
2012年末にアベノミクス相場が始まって以来6年連続で上昇だったが7年ぶりの下落となった。
もっとも「日経平均寄与度の高い銘柄(ファストリなど)に集中的な買い物が入り、いわば引けピンの形。
3日続伸ならずの大納会。
それでも2万円台維持は好感。
2万円割れの大納会と2万円維持の大納会では引け後の雰囲気はガラリ違う」という見方だ。
東証1部の売買代金は2兆293億円で2兆円台キープ。
商い薄とならない年末だった。
「3日連続の陽線、週足でも陽線となっており、最悪期は脱した感がある」との声が聞こえる。
週間ベースでは、日経平均株価は0.8%安、4週続落(累計10.5%下落)
TOPIXは0.4%高4週ぶり反発。
東証マザーズ指数は0.2%高、4週ぶり反発。
日経ジャスダック平均は0.7%高、4週ぶり反発。
東証2部指数は1.1%高、7週ぶり反発。
月間ベースでは、日経平均株価は10.5%安、TOPIXは10.4%安、ともに2カ月ぶり反落。
東証マザーズ指数は19.7%安、日経ジャスダック平均は10.2%安。
東証2部指数は12.3%安。
それぞれ2カ月ぶり大幅反落。
日経平均は週間では約151円下落。
ただ週足では長い下ヒゲをつけた陽線。
年間騰落率では日経平均が▲12.1%(約2,750円の下落)
TOPIXが▲17.8%、東証2部指数が▲14.3%。
マザーズ指数が▲34.1%、ジャスダック平均が▲18.7%と株式は惨敗。
REIT指数が△6.7%とプラス。
大納会の値上がり891銘柄、値下がり1,166銘柄。
新高値6銘柄、新安値11銘柄。
騰落レシオは77.88。
NT倍率は13.40倍。
25日線(21,272円)からは5.9%。
200日線(22,241円)からは10.0%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲4.819%。
買い方▲20.509%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△4.679%。買い方▲28.865%。
空売り比率は47.5%で19日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄比率は7.7%。
日経HVは31.9。日経VIは29.32。
日経平均採用銘柄のPERは11.22倍。
EPSは1,783円。
PBRは1.04倍。
月足の一目均衡の雲の1月上限は17,207円。
勝手雲の上限は21,802円、下限は20,120円。
2年ぶりに雲を下回るかどうかが課題。
シカゴ225先物終値は大証比470円安の19,370円。
高値19,645円、安値19,275円。
日足のボリンジャーのマイナス1σは20,364円、マイナス2σは19,445円。
昨年大発会の日経平均は740円高だったが年足は陰線。
「発射台は低くなるが、しかし…」というところ。
気学では「押し目にある時は急伸することあり」
月曜は「吹き値売り方針の日
火曜は「変化日。後場の動きに注意肝要」
水曜は「押し目買いの日なれど上寄り高き時は見送り良し」
木曜は「強象日。買い方針の日」
金曜は「不時の高下を見せる日。逆張り方針で駆け引き」
★2018年(取引日245日)の曜日別勝敗。
負け越しは水曜だけ。
結局火曜高の水曜安の動きは変わらなかった。
《月曜》23勝20敗:前場22勝21敗(勝率51%)、後場23勝20敗(勝率53%)
《火曜》31勝20敗:前場27勝24敗(勝率54%)、後場31勝20敗(勝率61%)
《水曜》22勝28敗:前場20勝30敗(勝率40%)、後場22勝28敗(勝率44%)
《木曜》26勝25敗:前場27勝24敗(勝率53%)、後場26勝25敗(勝率51%)
《金曜》26勝23敗:前場27勝23敗(勝率54%)、後場26勝24敗(勝率52%)
2017年(取引日247日)
月曜26勝20敗(勝率56%)
火曜20勝31敗(勝率39%)
水曜31勝20敗(勝率60%)
木曜25勝25敗(勝率50%)
金曜27勝22敗(勝率55%)
年末のNYダウは265ドル高の23,327ドルと続伸。
NASDAQは50ポイント高の6,635ポイント。
S&P500は21ポイント高の2506ポイント。
ダウ輸送株指数は61ポイント高の9,170ポイント。
SOX指数は0.68%の上昇。
CME円建ては大証比25円安19,815円。
ドル建ては大証比20ポイントト高の19,860ポイント。
ドル円は109.53円。
10年国債利回りは2.686%。
年初のNYダウは260ドル高の23,138ドルと続伸。
NASDAQは25ポイント高の6,579ポイント。
S&P500は21ポイント高の2,488ポイント。
ダウ輸送株指数は52ポイント高の9154ポイント。
SOX指数は0.74%の上昇。
CME円建ては大証比15円高の20,035円。
ドル建ては大証比55ポイントトの20,075ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比200円安の19,820円。
ドル円は110.98円。
10年国債利回りは2.773%。
年明けのNYダウは18ドル高の13,346ドルと続伸。
NASDAQは30ポイント高の6,665ポイントと5日続伸。
S&P500は3ポイント高の2,510ポイントと3日続伸。
ダウ輸送株指数は32ポイント高の9,202ポイント。
SOX指数は0.88%の上昇。
CME円建ては大証日中比25円安の19,815円。
ドル建ては大証比15円ポイント高の19,855ポイント。
ドル円は108.83円。
ただ日本時間早朝に一時104円台まで買われその後は107円台で推移。
10年国債利回りは2.632%。
3日のNYダウは660ドル安の22,686ドルと3日ぶりの反落。
NASDAQは202ポイント安の6,463ポイントと6日ぶりの反落。
S&P500は62ポイント安の2,447ポイントと4日ぶりの反落。
ダウ輸送株指数は320ポイント安の8,881ポイント。
SOX指数は5.94%の下落。
CME円建ては大証日中比470円安の19,370円。
ドル建ては大証比415円ポイント安の19,425ポイント。
ドル円は107.49円。
10年国債利回りは2.5%水準。
225先物はアムロ・メリル・日興・JPが買い越し。
野村・UBS・HSBC・ソジェン・大和・GSが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・GS・パリバが買い越し。
バークレイズ・ソジェン・メリル・野村が売り越し。
テクニカル的にはヤマウラ(1780)、SRGタカミヤ(2445)、
サイバーコム(3852)、新興プラ(6379)、バンナム(7832)、
菱鉛筆(7976)、ランビジネス(8944)、HIS(9603)が動兆。
スケジュールを見てみると・・・
4日(金):大発会、米雇用統計
7日(月):天皇陛下在位30周年、マネタリーベース、新車販売台数、国際観光旅客税導入、
米ISM非製造業景況感
8日(火):消費動向調査、米貿易収支、消費者信用残高
9日(水):毎月勤労統計、米FOMC議事録、ユーロ圏失業率
10日(木):景気動向指数、さくらレポート
11日(金):オプションSQ、家計調査、景気ウォッチャー調査、米消費者物価、財政収支
【1月】(6勝8敗で11位。月足陽線確率30%)
1日(火)休眠預金を社会事業に活用開始、ECB銀行監督委員長にエンリア氏が就任、NY・LD休場
3日(木)米国議会開始
4日(金)大発会、米雇用統計、ISM製造業景況感、
6日(日)新月、部分日食、
7日(月)国際観光旅客税がスタート、天皇陛下即位30周年、天王星順行
8日(火)米ジョージア州決戦投票、下げの日
9日(水)ECB理事会
11日(金)SQ、米消費者物価、変化日、
14日(月)成人の日で休場(本来は上げの特異日)
16日(水)機械受注、米小売売上高
17日(木)米ベージュブック、変化日
21日(月)NY市場休場(キング牧師生誕記念日)トランプ大統領就任から2年、満月
22日(火)日銀金融政策決定会合(~23日)変化日
23日(水)ダボス会議(~25日)トランプ大統領出席
24日(木)米製造業PMI
25日(金)米耐久財受注
29日(火)変化日
30日(水)米GDP速報値
31日(木)鉱工業生産
良い週末を・・・。
◇━━━ カタリスト━━━◇
MDV(3902)…動兆
メディカル・データ・ビジョンに注目する。
同社は医療・医薬品データのネットワーク化と利活用の両サービスを提供
子会社2社の進捗遅れと電子カルテ・決済連携「CADA-BOX」受注遅れで下方修正。
しかし今12月期は製薬企業向け調査・分析「アドホック」拡大。
扱うデータ領域は健康診断やがん検診などの未病に拡大。
(910円)
チャート
↓
http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=6541
◇━━━トラッキング━━━◇
…7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット(大納会終値)
12/07◆内外テック(3374)1,478円→1,098円 ロスカット
12/10◆ソレイジア(4597)167円→143円 ロスカット
12/12◆ワークマン(7564)7,910円→7,310円 ロスカット
12/13◇アンジェス(4563)384円→363円 タッチ
12/14◇セグエ(3968)1,554円→1,478円 タッチ
12/17◆オプティム(3694)4,850円→4,820円 ロスカット
12/19◆ANAP(3189)678円→603円 ロスカット
12/20◆ロゼッタ(6182)1,950円→1,719円 ロスカット
12/26☆東京エレクトロン(8035)12,000円→12,515円 堅調
12/27★プレミアG(7199)3,100円→3,000円 調整
12/28★グレイステクノロジー(6541)1,714円→1,712円 調整