株ニュース
No.514「良いお年をお迎えください」
大納会にあたり、今年もありがとうございました。
戊戌の年はこれで終わり。
己亥の年へと橋を渡ります。
相場では記録も記憶も大切。
その1ぺージが閉じようとしています。
今年も「捨てる勇気と拾う勇気」が問われた1年でした。
見えない影に怯えることばかりの日々。
重要なのは「自分で確認し、自分で考え、体でリズムを感じること」
2019年のテーマになります。
昨年も「人真似でなく、独自の視点を磨くと少しは感動に出会える」と書きました。
「驚きがあるからこそ株式市場は人とマネーを惹き付けてきました。
株式市場は欲望のぶつかりあいの場、欲望の血圧計です。
それよりも投資家さんが重要視されるのは「相場で常に主人公、主役であること」
そして「株式投資は生き様」
ココだけは変わらない心理でしょう。
相場には酷寒の日も酷暑の日もあります。
でも小春日和や春眠だって巡ってくるもの。
厳しい気候を嘆かず明るい日を待てば良いだけのこと。
この時間軸も必要でしょう」
来る年も驚きと感動を求めて方向し咆哮し芳香を探ろうと考えています。
まさに「相場は変わり、世界が変わる」
第5次産業革命だってその先触れは相場の世界からの初陣。
良い戌年をお迎えください。
そして今年の大納会。
昨日考えたままです。
「相場は人生の縮図。
晴れの日も雨風の日もある。
晴れ続けないし振り続けない。
僅かな進歩を反復しながらそれでも成長し老いていく。
後退は滅多にしないものだ。
そういう視点で相場を見れば、たとえ一歩前進二歩後退でも進んでいる。
だから騒がない、慌てない。
そして諦めない。
一日一日の積み重ねの集大成が人生であるならば相場もまた同じ。
一日一日を頭に刻みながら、年月を振り返り年月の先を類推していく。
重要なのは負けないマインドと志だ。
それが大切だと思う」
良いお年をお迎えください。
10~12月に日経平均が下落したのは91年以降10回。
(91年、92年、93年、96年、97年、
2000年、02年、07年、08年、11年)
そのうち翌年前半に下落したのは3回。
(91年、2000年、07念)
7回は上昇していた。
ここに希望を見出したいところ。
年足陽線基準は23,506円。
昨年比プラス基準は22,764円。
いずれも下回っており7年ぶりのマイナスの年。
戌笑うどころではなく犬咆哮して彷徨する年となった。
週足陽線基準は19,155円。
前週比プラス基準は20,166円。
終値で19,957円を上回れば3日連続の日足陽線だ。
NYはクリスマスラリー(年内5営業日と年明け2営業日)の株高アノマリー。
日経平均は12月の最終売買日(今年は28日)を含む週は週間で陽線になる確率も高いアノマリー。
月足用線基準は22,574円。
「3日新甫は荒れる」の今月の日経平均の値幅は約3,300円。
やはり荒れた。
1月、4月、6月、7月、8月、Ⅸ月、11月がプラス。
7勝5敗が今年の成績だ。
「戌の年は寄り付き天井」のアノマリーもほぼ成立してしまった。
何気なく年初に書いていたが、まさか実現するとは思わなかった。
「年足で見ると、戊(つちのえ、西暦末尾が8の年)は年足が陽線だと年初が安値。
陰線だと年初が高値になることが多い。
寄り切り線、寄り付き坊主と言われる足で、出現以降も方向感が続きやすいとされる」
シマッた。
「己(つちのと)」相場の日経平均は「日経平均は年末に向けて概ね一貫上昇となったケースが目立つ」
と大和のレポート。
↓
ITバブルの1999年。
日経平均が最高値を記録した1989年のバブルの天井。
歴史的な大相場となった年もある。
米国では米大統領の政権3年目には米国株が上昇する確率が非常に高いことが知られている。
★今年の曜日別勝敗。
負け越しは水曜だけ。
結局火曜高の水曜安の動きは変わらなかった。
月曜23勝20敗
火曜31勝20敗
水曜22勝28敗
木曜26勝25敗
(ココまで確定)
金曜26勝23敗
スケジュールを見てみると・・・
28日(金):大納会、失業率、鉱工業生産、米シカゴ購買部景気指数、中古住宅仮契約
週末:バングラディッシュ総選挙、米国を除く環太平洋経済連携協定(TPP11)が発効
31日(月):大晦日、中国製造業PMI
1日(火):元日、カタールがOPECから脱退、フランスがデジタル課税を導入
2日(水):
3日(木):米ADP雇用レポート、ISM製造業景況感
4日(金):大発会、米雇用統計
7日(月):天皇陛下在位30周年、マネタリーベース、新車販売台数、国際観光旅客税導入、
米ISM非製造業景況感
8日(火):消費動向調査、米貿易収支、消費者信用残高
9日(水):毎月勤労統計、米FOMC議事録、ユーロ圏失業率
10日(木):景気動向指数、さくらレポート
11日(金):オプションSQ、家計調査、景気ウォッチャー調査、米消費者物価、財政収支
【1月】(6勝8敗で11位。月足陽線確率30%)
1日(火)休眠預金を社会事業に活用開始、ECB銀行監督委員長にエンリア氏が就任、NY・LD休場
3日(木)米国議会開始
4日(金)大発会、米雇用統計、ISM製造業景況感、
6日(日)新月、部分日食、
7日(月)国際観光旅客税がスタート、天皇陛下即位30周年、天王星順行
8日(火)米ジョージア州決戦投票、下げの日
9日(水)ECB理事会
11日(金)SQ、米消費者物価、変化日、
14日(月)成人の日で休場(本来は上げの特異日)
16日(水)機械受注、米小売売上高
17日(木)米ベージュブック、変化日
21日(月)NY市場休場(キング牧師生誕記念日)トランプ大統領就任から2年、満月
22日(火)日銀金融政策決定会合(~23日)変化日
23日(水)ダボス会議(~25日)トランプ大統領出席
24日(木)米製造業PMI
25日(金)米耐久財受注
29日(火)変化日
30日(水)米GDP速報値
31日(木)鉱工業生産
まもなく大納会。
仕事納めと大納会の同居というのは久しぶり。
現役証券マンの頃は、チョー待ち遠しかった記憶がある。
相場も立たずゆっくり休める日が6日もあるなんて天国のような1週間。
ただ当時は土曜の半日立ち会いがあった。
27日(土)大納会、5日(月)大発会というのが最長で8連休まで。
新人の1980年がそうだった。
今は最大9連休。
しかも来年のGWは10連休。
ずいぶん働き方改革は進んだものだ。
しかし、どうせなら大納会と大発会は半場というのが古の証券人の思いだろう。
ただし半場だったので申告した手数料を埋めるのにヒーコラした記憶もある。
先日、新人として初めて仕えた当時の京都支店の営業課長さんから電話。
「誕生日おめでとう」
毎年頂戴しているが、メールでなく電話なのが嬉しい。
場中は片時も電話を耳から離さない方だった。
ぬるま湯のような窓口から営業課に移ったときに「ようやく戦場にきたな」と言われたことを記憶している。
日経平均は6,000円台だった。
夕刻は虎ノ門のIT関連企業の納会。
サンキューいっぱいを大きく感じたいところ。
良いお年を・・・。
◇━━━トラッキング━━━◇
…7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
12/07◆内外テック(3374)1,478円→1,100円 ロスカット
12/10◆ソレイジア(4597)167円→145円 ロスカット
12/12◆ワークマン(7564)7,910円→7,180円 ロスカット
12/13◇アンジェス(4563)384円→369円 タッチ
12/14◇セグエ(3968)1,554円→1,465円 タッチ
12/17◆オプティム(3694)4,850円→4,835円 ロスカット
12/19◆ANAP(3189)678円→610円 ロスカット
12/20◆ロゼッタ(6182)1,950円→1,706円 ロスカット
12/26☆東京エレクトロン(8035)12,000円→12,490円 堅調
12/27★プレミアG(7199)3,100円→2,980円 調整
12/28★グレイステクノロジー(6541)1,714円→1,690円 調整