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寄前「裁定残の逆転は反発サインと見る」

2018/12/28

木曜の日経平均は寄り付き374円高、大引け750円高と今年最大の上昇幅。NYダウの過去最高の上昇を受けて買い物一辺倒の動きとなった。市場心理も少し改善した格好だ。2日遅れでクリスマスプレゼントを貰った格好だ。
日経平均の上昇率3.88%に対しTOPIXは4.9%だった。日経平均は2日続伸で921円高。過去5日間の下落幅2,350円に対して戻り率39.1%。NYダウは4日間で1,883ドル下落で1,086ドルの戻しだから戻り率は57.7%。

「深刻な状況下でも、なんとか掉尾の一振に期待が出てきた」との声も聞こえる。19,785円を上回って引ければ週足は長い下ヒゲをつけた陽線。「底打ちのサインが点灯する」という見方だ。

東証1部の売買代金は2兆6918億円。昨年と違って株価の大変動があっただけに年末の薄商いにはならなかった。値上がり2,112銘柄と今年最大。
値下がり11銘柄。新高値9銘柄、新安値5銘柄とようやく逆転。騰落レシオは76.17まで上昇した。NT倍率は13.37倍と低下。

25日線(21,332円)からは5.9%、200日線(22,248円)からは9.8%のマイナスかい離。

松井証券信用評価損益率速報で売り方▲5.258%。買い方▲20.156%。マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△2.695%。買い方▲28.137%。空売り比率は46.4%と高水準を維持。18日連続の40%超だ。
Quick調査の12月21日時点の信用評価損率は▲19.21%と3週連続の悪化。12月21日裁定買い残は1,699億円減の5,578億円。東日本大震災の時に外資系が徹底した時の約2,500億円以来の低水準。裁定解消で悪さのしようはない。裁定売り残は670億円増の7,033億円。売り残と買い残の逆転は底打ちサインと見ても良いだろう。

日経VIは31.9.日経VIは27.51。日経平均採用銘柄のPERは11.27倍でEPSは1,781円。
シカゴ225先物終値は大証日中比55円高の20,075円。高値20,180円。安値19,495円。欧州株式市場の下落は気がかりだ。日足陽線が2日連続。

木曜は大陽線だからこれも底打ちサイン。5日線(19,823円)を上抜けたのも好サインだ。一目均衡の転換線は20,349円。
13日に跳ね返された勝手雲の下限は21,738円とまだ相当上に位置している。ボリンジャのマイナス2σは19,587円。マイナス1σが20,460円だ。

「平成最後の大納会。平成最初の大納会が日経平均の高値だった」という声が聞こえる。
気学では「前場安いと後場引き返す日」。
大発会は「押し目にある時は急伸することあり」となっている。

 

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