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株ニュース

No.509「Destiny」

2018/12/26

NYはクリスマスで休場。
それにしても世界中が「ブラッククリスマス」となった。
クリスマスイブのNYダウは2.6%の下落で4日続落。
2日で1063ドルの下落となった。
「クリスマスイブとしては1896年の集計開始以来で最悪」という声が聞こえる。
NYダウのクリスマスイブの上昇確率は69%。
今年はクリスマスイブの過去最大の下落率(1918年の▲1.1%)を大きく更新したことになる。
12月の24日までのNYダウの下落幅は3,746ドル。
単月としては過去最大。
リーマンショック直後の08年10月(1,525ドル)の2倍以上だ。
下落率は15%超で12月としては大恐慌時の1931年(17.0%)の次ぐ大きさ。
24日までの下落でトランプ相場での上昇の6割が消失した。
リーマンショック以降の上昇の6割はオバマ大統領時代、4割がトランプ政権というのが歴史。
このままでは民主党待望論が出かねない状況だ。

ブラッククリスマスという印象の火曜日。
日経平均は寄り付き381円安。
一気に2万円割れで、昨年4月25日以来1年8カ月ぶりの安値。
ただ先物は寄り付きから250円安程度の下落。
現物の終値は1,010円安と今年2番目の下落幅となった。
東証1部の年初来安値銘柄は1,601と過去最多記録を更新。
日経平均は5日続落(5日間で合計2,350円安)
10月高値からの下落率が21%と「弱気相場入り」のシグナルとされる20%超。
(NYダウが19.2%。NASDAQは20%超下落)
市場からは「2015年の年末に似ている」の声。
「あの2015年だって年末3日間は続伸していた」という指摘もある。
「下には60ヶ月移動平均線(18,873円)が控えている」の見方。
よく都合の良い線を見つけ出して来るものだ。」
値上がり27銘柄、値下がり2,096銘柄。
新高値ナシ。新安値1,601銘柄。
騰落レシオは65.64まで低下した。
NT倍率は13.49倍。
25日線からは10.9%、200日線からは14.0%のマイナスかい離。
25日線からは第二次限界水準まで到達した。
松井証券信用評価損益率速報で売り方△1.997%。(16年2月12日△1.843%)
買い方▲25.732%(16年2月2日▲25.918%)
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△9.500%。
(18年10月29日△10.13%)
買い方▲34.966%と過去最高を更新。
空売り比率は42.6%。
空売り規制なし銘柄比率は8.5%でこれも限界水準。
日経HVは29.1。日経VIが32.25と急上昇。
日経平均のPERは10.71倍。EPSは1,788円。
PBRは0.99倍と12年11月以来6年ぶりの1倍割れ。
東証1部のPERは11.95倍と12倍割れ。
PBRは1.05倍。
配当利回りは2.67%。
株式益回りは8.36%まで上昇した。
ボリンジャーのマイナス3σが19,321円でこれも割れ込んだ。
マイナス2σが20,045円だ。
大証夜間取引終値は日中比180円高の19,150円。
現物換算だと19,210円だ。
あらゆる指標は限界値。
むしろ「臨界値」と言ったほうが良いのかも知れない。
気学では「押し目買いの日。不二高を見ることあり」
木曜は「安値にある時は小底入れを見る」
金曜は「前場安いと後場引き返す日」
12月26日株高の日のアノマリーにすがりたい水曜日。
12月権利配当落ちは約3円程度。


「空襲を受けて焼け野原になったようだ」
いよいよ市場関係者が下値を調べ始めた。
「米大統領選挙時(2016年11月9日)の安値は16,252円。
ブレグジット下落の時の安値は14,952円(2016年6月24日)
当時の野田首相が解散を明言した時のアベノミクス相場の起点は8664円。
09年3月10日にバブル崩壊後の最安値が7,054円」。
昨日、「株価がなくなってします」とつぶやいたFX関係者もいた。
しかし・・・。
「下げ続ける相場も上げ続ける相場もない。
明日は太陽が昇ることを期待しましょう」と市場関係者。
黒い服を来たサンタの絵を送ってくれた市場関係者もいた。
題して「ブラックサンタクロース」
その後に来るのは日本では貧乏神ではなく七福神とも言える。
もっとも・・・。
貧乏神だって神様だ。
その威力は映画「Destiny鎌倉ものがたり」でも登場していた。

財務省、金融庁、日銀は金融市場について情報交換会合開催。
最近の株安の理由について議論。
「米国の財政・金融政策巡る政治的な動きがあり、市場に過度の警戒感があった」
今後も注視し、市場の動揺が一段と深まれば「当然必要な措置をとる」と浅川雅嗣財務官。
日銀は強力な金融緩和を続けていくことも確認。
それよりも・・・。
「リーマンショック級の経済停滞」と見て消費増税延期というのが正しい行いなのだろうが・・・。

★12月25日(火)大引け時点の曜日別勝敗。

月曜23勝20敗
火曜31勝20敗
水曜21勝28敗
木曜25勝25敗
金曜26勝23敗

225先物はメリル・バークレイズ・GS・ソジェン・SBIが買い越し。
野村・大和・アムロ・みずほ・HSBC・ドイツ・JPが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・大和・UBS・クレディが買い越し。
モルスタ・GS・野村・日興が売り越し。

テクニカル的には動兆なし。


◇━━━ カタリスト━━━◇
東京エレクトロン(8035)…動兆
東京エレクトロンに注目する。
同社は半導体製造装置で世界3位。
半導体製造の前工程に強い。
来期は世界的に半導体が回復基調。
リバウンドの中核。
(12,000円)

チャート

http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=8035

◇━━━トラッキング━━━◇
…7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット(ロスカット7銘柄は反転のサインではある)
12/05◆ETS(1789)441円→322円 ロスカット
12/06◆ヤマシンF(6240)883円→579円 ロスカット
12/07◆内外テック(3374)1,478円→985円 ロスカット
12/10◆ソレイジア(4597)167円→125円 ロスカット
12/12◆ワークマン(7564)7,910円→7,070円 ロスカット
12/13◇アンジェス(4563)384円→310円 タッチ
12/14◇セグエ(3968)1,554円→1,430円 タッチ
12/17◆オプティム(3694)4,850円→4,275円 ロスカット
12/19◆ANAP(3189)678円→562円 ロスカット
12/20◆ロゼッタ(6182)1,950円→1,789円 ロスカット

 

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