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株ニュース

No.495「ちゃぶ台返し」

2018/12/12

NYダウは寄り付き直後に300ドル超の上昇がありながらも一時200ドル程度下落した場面もあり小幅反落。
ボラの高い展開は継続した。
「米中通商協議を巡る楽観と悲観の交錯。
英国の政局不安とFRBの利上げの早期終了観測が圧迫要因」という見方だ。
トランプ大統領は朝方「中国とは極めて建設的な対話が行われている。重要な発表に注目するように」とツイート。
これを受けた株式相場は昼前まで堅調に推移した。
ちゃぶ台返しの背景はやはりトランプ大統領。
「メキシコとの国境の壁建設費用は民主党と11日に合意に至る可能性は低い」との見方を示した。
「望むものが得られなければ、連邦政府機関を閉鎖する。
国民は犯罪者や薬物依存者が国内に大量に入ってくることを望んでいない。
国境警備のために政府機関を閉鎖することを誇りに思う」
ホワイトハウスで民主党幹部との会談はテレビカメラの前で激しい言い合い。
一部の連邦予算の期限が切れる21日までまでの合意がクローズアップされた。
11月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.1%上昇。
市場予想の横ばいを上回って着地。
10年国債利回りは2.87%台。
為替市場では「米中関係を巡る見通しは好転した」との解釈。
ドル円は113円台前半で推移。


火曜の日経平均は寄り付き54円高、大引け71円安と結局続落。
一時157円安の場面もあった。
NYダウは一時500ドル近く下落したものの34ドル高と反発して戻ったが東京では勢い続かず。
上海寄り付きの堅調から再度プラスに転じた場面もあったが結局売り物に押された。
「一時500ドル程度の下落。そこから切り返して長い下ヒゲというのは先週の木曜日同様の形。
しかし、週末7日の急落でダマシとなった記憶が邪魔だった」という指摘がある。
TOPIXはザラ場終値ベースともに年初来安値を更新。
NT倍率は13.42倍と今年最大に拡大した。
値上がり324銘柄、値下がり1,745銘柄。
新高値6銘柄、新安値611銘柄。10月の800銘柄台に近づいてきた。
騰落レシオは84.50と低下。
25日線(21,902円)からは3.3%、200日線(22,302円)からは5.2%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲5.075%。買い方▲16.882%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△2.35%。(前日▲1.19%)
買い方▲23.81%(前日▲21.7%)
また売り方がプラスになってきた。
空売り比率は48.5%と上昇。
7日連続の40%超。
12月7日現在の信用買残は1,169億円増の3兆275億円。
信用売残は335億円減の7,618億円。
日経HVは17.8、日経VIは23.01。
日経平均採用銘柄のPERは11.86倍。EPSは1,783円。
前日からのPER12倍割れ継続だ。PER12倍割れは2012年10月以来。
12年10月は野田政権末期、アベノミクス相場スタート以前。
「下限のジンクスを破ってしまった」という声が聞こえる。
一方で「PER低下は株価の下落とパラレルだから3月、9月、10月、11月も底入れのシグナルだった」という見方もある。
予想益回りは7.51%。
前記基準も7.57%まで上昇してきた。
東証1部時価総額は594兆円と600兆円割れ。
イールドスプレッドは7%。
そろそろ反発域だ。
因みに日経平均の益回りは8.43%。
シカゴ225先物終値は大証日中比215円高の21345円。
高値21,530円、安値21,070円。
24ヶ月線21,330は上回った。
勝手雲は今日白くねじれて19日に黒くねじれている。
形としては10月26日とW底からの反発期待。
12月3日高値22,698円を抜ければ10月10日安値23,373円の窓埋めというのが理想通りの教科書的展開。
2018年3月月中平均21395.50円の早期奪還が望まれる。
ボリンジャーのマイナス2σが21,284円。
マイナス3σが20,825円。
マイナス1σの21,543円が頭を抑ええるかどうかが課題だ。
SQ週の荒れる水曜日。
気学では「波乱激しく前後場歩調を変えて動く」
木曜は「大突込みは底入れとなる」
金曜は「戻り売りの日なれど下寄り突っ込みは見送れ」

今週末はメジャーSQ。
11月SQ値は22,469円だったから上回る可能性は低い。
問題はメジャーSQ値。
9月23,057円、6月22,825円、3月21,575円、昨年12月22,590円。
3月からは前回メジャーSQ値を上回ってきた。
そうなると課題は昨年12月の22,590円を上回れるかどうか。
だが残念ながらこれも可能性は低い。
加えて昨年比プラス基準は22,764円。
年足陽線基準は23,505円。
いずれも7年ぶりに陰線且つ前年比マイナスの域。
「アベノミクスは終わったか」の岐路に差し掛かっており、ここは正しく踏ん張りどころ。
因みにTOPIXは年初来安値を更新。
日経平均の安値は10月29日(20,617円)
もしも12月に日経平均が安値を付けると2000年以来18年ぶり。
これはあり得ないと考えたい。

政府が決めた情報通信機器に関する新たな指針。
その対象とする9項目。
ルーターー、スイッチ、メールサーバー、パソコン、スマホ。
プリンター、TV会議システム、基本ソフト(OS)、
キーボード、マウス、USBメモリー、システム開発、運用・保守。
これらが脅威の対象ということになる。
ここが米中貿易摩擦の一端。
情報獲得戦争なのである。
常識は変えなくてはならない。

市場の声。
新規株式公開のソフトバンク(9434)
売り出し価格1,500決定。
SBI証券では、個人投資家の1万株以上の申し込みでは、全株割り当てられたという話もある。
「対面証券での割当だと、株を売って換金することも・・・」との声も。

NYダウは53ドル安の24,370ドルと反落。
NASDAQは11ポイント高の7,031ポイントと続伸。
S&P500は0.94ポイント安の2,636ポイントと反落。
ダウ輸送株指数は45ポイント安の98,311ポイント。
SOX指数は0.62%上昇。
3市場の売買高は80.1億株。
CME円建ては大証比215円高の21,345円。
ドル建ては大証比215ポイント高の21,345ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比270円高の21,400円。
ドル円は113.37円。
10年国債利回りは2.879%。

テクニカル的にはローソン(2651)、オプティム(3694)、
Gウィン(8111)が動兆。



◇━━━ カタリスト━━━◇
ワークマン(7564)…動兆
ワークマンに注目する。
同社は作業服、関連用品の専門チェーン。
アウトドア等向けPB需要旺盛で客数拡大。
アウトドアやスポーツ、雨具のPBに特化した専門店を東京・立川にオープン。
11月度の売上高は、既存店が前年同月比20.1%増で、全店は同24.1%増。
「フィールドコア」「ファインドアウト」「イージス」の主力3ブランドが大幅に伸びた。
防寒の「ヒートアシスト」などPB商品も好調。
(7,910円)

チャート

http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=7564

◇━━━トラッキング━━━◇
…7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
11/21◇SOU(9270)5,800円→7,020円 タッチ
11/22◇いちご(2337)382円→357円 タッチ
11/26◆アイビーシー(3920)1,340円→1,213円 ロスカット
11/28☆ランドコン(3924)1,017円→1,039円 堅調
11/29◆アライドテレシス(6835)115円→103円 ロスカット
11/30◆EG(6050)2,676円→2,334円 ロスカット
12/05★ETS(1789)441円→416円 調整
12/06◆ヤマシンF(6240)883円→728円 ロスカット
12/06★内外テック(3374)1,478円→1,301円 調整
12/07★ソレイジア(4597)167円→162円 調整

 

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