株ニュース
寄前「転機」
NYダウは799ドル安。しかし日経平均は寄り付き281円安で一時60円安くらいまで戻って116円安と意外な下げ渋り。
「長短逆転(逆イールド)がキーワード」との見方もあり債券市場の動向が影を落とした。
しかし「5日の米国株式市場がブッシュ元大統領葬儀のため休場。ポジション整理の売りが出て下げた」という観測も有力だ。
「日本株は割安。バリュー重視の流れとなれば、かえって見直されるかも」の見方にしらけるか同調するか。この方向性で未来は変化する格好だ。
連日の3ケタ下落。25日線は超えられず、22,000円にも届かず。「戻りの甘さもうかがえる」という格好だ。とはいえ日経平均の日足は陽線。
値上がり590銘柄、値下がり1,469銘柄。新高値8銘柄、新安値114銘柄。騰落レシオは107.28まで低下。結局25日線とボリンジャーのマイナス1σでの動きだった。その25日線からは0.3%、200日線からは1.8%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.243%。買い方▲12.381%。マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.26%。買い方▲17.51%。
Quick調査の11月30日時点の信用評価損率は▲10.57%と2週連続の改善。裁定買い残は1,071億円増の1兆1680億円。3週ぶりの増加となった。
裁定売り残は228億円減の5,718億円。こちらは3週ぶりの減少。空売り比率は46.5%と3日連続の40%超。空売り規制なし銘柄の比率は7.5%とほぼ限界値。
日経平均採用銘柄のPERは12.28倍でEPSは1,784円。
シカゴ225先物終値は大証日中比15円高の21,895円。
気学では「弱日柄にして転機をつくることあり」。
金曜は「強調をみせても飛びつき買いを警戒し売り狙え」。