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株ニュース

No.484「月足は陽線」

2018/11/30

NYダウは一時100ドル超上昇した場面もあったものの往来相場で終値は小幅反落。
FOMC議事要旨で利上げの打ち止め時期を巡る議論が始まったことが分かり一時は上昇。
しかしテクノロジーや金融セクターが売られた。
「週末のG20首脳会議に合わせて行われる米中首脳会談を控え、関税を巡る問題が引き続き市場を圧迫した」との解釈だ。
トランプ大統領は「中国との通商交渉妥結に近づいているが、それを自分が望んでいるかは定かでない。先は長い」と意味不明のコメント。
これが「合意に消極的」と解釈された格好だ。
10年国債利回りは低下。
一時、9月18日以来初めて節目となる3%を割り込む場面があった。
米中首脳会談を控えて市場参加者は消極的な姿勢。
「G20の結果待ち」という格好だ。
10月の個人消費支出は前月比0.6%増と7カ月ぶりの大幅な伸びとなった。
一方FRBが物価の目安としているコア物価の伸びは1.8%と2月以来の小幅な伸び。
落ち着いたインフレにより「FRBへの利上げ圧力はやや薄れる」という見方だ。
ドル円は113円台半ばでの推移。

木曜は寄り付き183円高、一時22,400円台を復活しながらも後場失速して85円高。
5日続伸とはなったが日足は陰線。
「4連騰の買い疲れ」との解釈だ。
「NYダウの617ドル高に対し、日経平均は85円高。ちょっとガッカリ。
一時200日移動平均線(22,295円)に突っかけ、押し戻された」という声も聞こえる。
ユニー・ファミマが連日の後場値崩れとなったのも失速の原因だ。
新興市場は強くマザーズ指数は終値ベースで10月10日以来1ヵ月半ぶりに1,000ポイント台復活。
値上がり1301銘柄、値下がり730銘柄。
新高値43銘柄、新安値7銘柄と1ケタ台。
騰落レシオは102.69。
NT倍率は13.42倍と今年最大。
25日線(21,838円)からは1.9%のプラスかい離。
200日線(22,293円)からは0.5%のマイナスかい離。
75日線(22,558円)が見えてきた。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.697%。
買い方▲11.494%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.66%。
11月9日以来のプラスがようやくマイナスに戻った。
買い方▲17.92%。
10月30日の▲30%台からは半減。
空売り比率は42.0%で42日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は6.0%。
日経HVは17.6。
日経VIは20.11。
日経平均のPERは12.44倍。
EPSは1,789円と最高水準キープ。
シカゴ225先物終値は大証日中比60円高の22,300円。
高値22,430円、安値22,195円。
大証先物夜間取引終値は日中比120円高の22,360円。
一目均衡の雲の下限は月曜に22,454円まで下りてくる。
勝手雲は完全に上抜けた。
上向いたボリンジャーのプラス1σは22,187円。
プラス2σは22,536円。
週足陽線基準21,647円、月足陽線基準21,687円はクリアしている。
「11月最終日を含む週は高い」は成立した。
11月8日高値22,583円が当面のターゲット。
気学では「人気に逆行して動く日」
月曜は「押し目買いの日。安値にある時は不時高を見せる」
新発10年国債利回りは7月以来の0.08%台に低下。
債券買いの姿勢は株高には邪魔になる。
中間配当の再投資で債券を買っているわけではなかろう。
とはいえ6日続伸に期待の週末月末だ。
月曜には1.4兆円の配当が支払われる。
MSCIの銘柄入れ替えで商いは盛り上がろう。

DNAというのは消えないのだろうか。
手張り。
そしてインサイダー。
やってはいけないことを現場ではなく、中核が行っている。
内部管理者資格は誰もが持っているはず。
それでもこの手の話題が絶えないのは業界としての宿痾だろう。
しかも営業現場よりも本社側に多いように見えるのは気のせいだろうか。
証券外務員資格もなく金商法も学んでいない業界や市場周辺の人の行為ならまだ理解はできるかも知れない。
しかし、入社以来「これはやってはいけない」と言われてきたことが役に立たないのは不思議だ。
「虚偽の勧誘の禁止」「断定的判断の提供はいけない」「利益提供の約束の禁止」「不同意の行為の禁止」
そして「利益要求の禁止」など禁止行為だらけの金商法を読めば、判断はできるだろう。
悪魔の囁きは常にあるとしたら律するのが業界人としての常識。
「有り得ない」ことが平然と起こるから不思議な場所である。
興味深いのは「手張り系」と「インサイダー系」が出身証券によって癖があること。
昔から手張り系だったところは今でもOBにそういうイメージが付きまとうから恐ろしい。
大体・・・。
市場への信頼を自ら破壊してはいけないだろう。
「特金ファントラ損失保証」とか「総会屋利益供与」
そんあ事件の歴史は20年という時間で風化してしまったのだろうか。


NYダウは27ドル安の25,338ドル。
NASDAQは18ポイント安の7,273ポイント。
S&P500は5ポイント安の2,737ポイント。
ダウ輸送株指数は86ポイント安の10,679ポイント。
SOX指数は0.8%下落。
3市場の売買高は80.4億株と拡大。
CME円建ては大証比50円高の22,290円。
ドル建ては大証比60ポイント高の22,300ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比120円高の22,360円。
ドル円は113.47円。
10年国債利回りは3.031%。


225先物はSBI・ソジェン・クレディ・アムロが買い越し。
野村・HSBC・UBS・ナティクス・三菱・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・UBS・メリル・日興が買い越し。
GS・ドイツ・ソジェン・クレディ・パリバが売り越し。

テクニカル的には熊谷組(1861)、九電工(1959)、
エイジア(2352)、カカクコム(2371)、ファンコミ(2461)、
味(2802)、モノタロウ(3064)、あさひ(3333)、
テンポイノ(3484)、GMOクラウド(3788)、インフォコム(4348)、
中国塗(4617)、リゾートトラ(4681)、ジャストシス(4686)、
日軽金(5703)、グノシー(6047)、EG(6050)、
アトラエ(6194)、ナブテスコ(6268)、北越工(6364)、
ヨコオ(6800)、スミダ(6817)、新明和(7224)、
菱鉛筆(7976)、オークワ(8217)、静銀(8355)、
百五(8368)、芙蓉リ(8424)、日エスコン(8892)、
東海運(9380)、メタウォータ(9551)、共立メンテ(9616)、
オオバ(9765)、コナミ(9766)、JBCC(9889)、
ファーストリテ(9983)が動兆。

スケジュールを見てみると・・・

30日(金):鉱工業生産、有効求人倍率、消費者態度指数、G20首脳会議(アルゼンチン)
       米ロ首脳会談、日米・日露首脳階段、米シカゴ購買部協会景気指数、
       中国製造業PMI、フィリピン休場

週末:メキシコ大統領就任式
3日(月):法人企業統計、新車販売、米ISM製造業景況感、建設支出
4日(火):マネタリーベース、EU財務相理事会でイタリアの財政赤字制裁開始の可能性
5日(水):武田薬品株主総会、米ADP雇用レポート、ISM非製造業景況感、ベージュブック
6日(木):米貿易収支、製造業受注、OPEC総会
7日(金):景気動向指数、米雇用統計、ミシガン大学消費者信頼感、独キリスト教民主同盟党首選挙

【12月】 

 1日(土)4K・8K衛星実用放送開始、上げの特異日
 3日(月)マネタリーベース、COP24(~14日ポーランド)、変化日、株高の日
 7日(金)米雇用統計、水星順行開始、変化日
10日(月)GDP改定値、貿易収支、ノーベル賞受賞式(ストックホルム)、株安の日
13日(木)EU首脳会議、ECB理事会、変化日
14日(金)日銀短観、メジャーSQ、株安の日
18日(火)米FOMC(~19日)
19日(水)日銀金融政策決定会合(~20日)、ソフトバンク通信小会社上場、変化日
23日(日)満月、東京タワー開業60周年
24日(月)天皇誕生日の振り替え休日で休場
25日(火)クリスマスでNYロンドン休場、年内受け渡し最終日、変化日
26日(水)ボクシングデーでロンドン休場、上げの特異日
27日(木)株高の日
28日(金)失業率、大納会
30日(日)「TPP11」が発効
31日(月)ニューイヤーズイブでロンドン市場短縮取引
月内:税制大綱とりまとめ、19年度予算案策定

良い週末を・・・。


◇━━━ カタリスト━━━◇
EG(6050)…動兆
イーガーディアンに注目する。
同社はネットセキュリティとSNS投稿監視、ゲーム問い合わせ代行、ネット広告審査が中核。
ゲームサポートが拡大基調。
ソーシャルが仮想通貨等の本人認証サービスが好調。
リバウンド続伸継続とみる。
(2,676円)

チャート

http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=6050

◇━━━トラッキング━━━◇
…7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
11/09◆アクアライン(6173)2,755円→2,495円 ロスカット
11/14★アドソル日進(3837)1,970円→1,962円 調整
11/15◇ラクオリア(4579)1,055円→1,205円 タッチ
11/16☆PCI(3918)2,671円→2,750円 堅調
11/19◇イグニス(3689)1,366円→1,594円 タッチ
11/21◇SOU(9270)5,800円→7,000円 タッチ
11/22★いちご(2337)382円→385円 堅調
11/26☆アイビーシー(3920)1,340円→1,395円 堅調
11/28☆ランドコン(3924)1,017円→1,022円 堅調
11/08★アライドテレシス(6835) 115円→114円 調整

 

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