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NY「G20での米中首脳会談待ち」
2018/11/30
NYダウは一時100ドル超上昇した場面もあったものの往来相場で終値は小幅反落。
FOMC議事要旨で利上げの打ち止め時期を巡る議論が始まったことが分かり一時は上昇。
しかしテクノロジーや金融セクターが売られた。
「週末のG20首脳会議に合わせて行われる米中首脳会談を控え、関税を巡る問題が引き続き市場を圧迫した」との解釈だ。
トランプ大統領は「中国との通商交渉妥結に近づいているが、それを自分が望んでいるかは定かでない。先は長い」と意味不明のコメント。
これが「合意に消極的」と解釈された格好だ。
10年国債利回りは低下。
一時、9月18日以来初めて節目となる3%を割り込む場面があった。
米中首脳会談を控えて市場参加者は消極的な姿勢。
「G20の結果待ち」という格好だ。
10月の個人消費支出は前月比0.6%増と7カ月ぶりの大幅な伸びとなった。
一方FRBが物価の目安としているコア物価の伸びは1.8%と2月以来の小幅な伸び。
落ち着いたインフレにより「FRBへの利上げ圧力はやや薄れる」という見方だ。
ドル円は113円台半ばでの推移。