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NY「パウエルFRB議長のゴロにゃんが効いた」
2018/11/29
NY株式市場は大幅続伸。
NYダウの上昇幅は600ドル、NASDAQは同200ポイント、S&P500は同60ポイントを越えた。
上昇率ではNYダウとS&P500が約8ヶ月ぶり、NASDAQは約1ヶ月ぶりの大きさだった。
理由はFRBパウエル議長の講演。
「政策金利は中立金利を若干下回る水準にある」。
市場は「利上げ終了時期が近い。あるいは今後の利上げ回数は市場が見込むほど多くない」と見た格好だ。
利上げは12月に1回、来年は2回の可能性となった。
「パウエル議長はまさに市場やトランプ大統領が欲しがっていたものを与えた」という声が聞こえる。
米中貿易摩擦については週末の会談で会食することになっており「悪い方向でメシは食べないだろう」という楽観論が台頭している。
個別では一時マイクロソフトがアップルの時価総額を上回ったが引けではアップルが首位回復。
トランプ大統領が新たな自動車関税の導入を検討していることことはあまり見えないフリだ。
10年国債利回りは3.06%水準。
利上げペースの鈍化方向からドルは軟調。
ドル円は113円台後半。