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NY「感謝祭前後の株高アノマリーは生じず」
2018/11/26
週末のNY株式市場は半日立ち合いだったが下落。
感謝祭明けは高いというアノマリーは生じなかった。
理由は原油先物価格の下落。
エネルギーセクターが下落をけん引した。
アップル、アマゾンなども下落し相変わらず相場の重荷だ。
週間ベースでは、主要3指数がそろって3%超下落。
NYダウとNASDAQの下落率は3月以来の大きさ。
「S&500は9月20日以降約10.2%下げ、調整局面に入りとの観測。
前回の調整入りは今年初め。
1月後半の高値から2月初めまでに10%超下落。
調整期間は約7カ月続いた」という声が聞こえる。
10年国債利回りが一時9月下旬以来の水準に低下。
「リスク資産と原油の破壊的な価格動向が続いていることで、米国債相場が影響を受けている」という見方だ。
12月のFOMCでの利上げ確率は74%。
原油価格が下落したことで世界経済の減速が示唆された格好。
リスク選好度が低下し、安全資産としてのドルは上昇。
円とスイスフランも上昇。
ドル円は112円台後半。
円ユーロは127円台後半。
市場の焦点は月末のG20でのトランプ米大統領と中国の習近平国家主席との日中首脳会談だ。