株ニュース
NY「軟調な週末」
2018/11/12
週末のNY株式市場は下落。NYダウは一時300ドル近い下落となった。
背景は中国経済の鈍化と原油価格の1%近い下落との解釈。「原油が市場を揺らしている。原油価格がさらに下げれば、世界経済の成長が鈍化する新たなサインだ」という声も聞こえる。
中国国家統計局が発表した10月の生産者物価指数(PPI)上昇率は前年比3.3%。9月の3.6%から悪化。改めて貿易摩擦懸念が浮き彫りになった格好だ。
エネルギー関連セクターが下落。アップルなどハイテクセクターも軟調。一方、消費財関連や不動産関連セクターは小幅に上昇。
米国の10月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.6%上昇。2012年9月以来6年1カ月ぶりの大幅な伸びとなり市場予想の0.2%上昇を上回って着地。インフレ懸念が再燃した。
10年国債利回りは3.19%台。12月の利上げ確率は76%。
月曜はベテランズデーで休場のため商いは低調だった。
ドル円は113円台後半での推移。