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NY「NASDAQは8日続伸」
2018/08/10
NY株式市場はNYダウとS&P500が続落。NASADAQは8日続伸とマチマチの展開。エネルギーセクターが下落しアップルやアマゾンなどが上昇した。
7月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比横ばいで着地。市場予想の0.2%上昇を下回った。横ばいとなるのは7カ月ぶり。前年比は3.3%上昇(予想は3.4%)だった。
燃料、食品、航空運賃、病院外来診療などが下落。一方、ホテル、医薬品、病院入院治療、アパレル、自動車などは上昇。
食品とエネルギー、貿易サービスを除いたコア物価は前月比0.3%上昇。前年比は2.8%上昇で、前月の2.7%上昇から小幅に加速。力強い労働市場と堅調な経済がインフレを押し上げている。
輸入関税も価格への圧力となっているとみられる。鉄鋼製品は7月に前月比1.6%上昇、前年比では12.4%上昇した。
「製造業者は今のところ価格上昇の一部を吸収している。さらなる関税が予想され、設備稼働率も高い状況で、最終需要物価がさらに著しく上昇し始めるのは時間の問題だ」という見方だ。
8月4日までの週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は21.3万件で、前週比6,000件減少。市場予想は22万件で、予想外の改善となった。
10年国債利回りは低下。ドル円は111円台前半での推移。VIX(恐怖)指数は11.20%と上昇。