個人投資家向け 株価情報NAVI

マーケット情報
日本 日経平均株価 37,068.35-1,011.35 (04/19 15:15)
ドル/円 米ドル/円 154.630.00 (04/20 06:01)

株ニュース

No.357「今そこで起こっていること」

2018/07/11

スポーツでは結果のわかった試合を見るのは味気ないもの。
しかし株の世界では結果のわかった過去の試合を試合中に頻繁に振り返ることが多い。
今ここで戦いが行われているにもかかわらず、先週や去年の振り返り。
過去の延長線上に現在があり、その延長線上に未来があるのは当然。
しかし戦いの最中に10年前とか25年前を振り返るスポーツってあるのだろうか。
ココが市況実証とスポーツ実況の違いなのだろう。
今そこで起きている現実をリアルに伝えるからこそ血湧き肉躍るもの。
後場が始まってから前場を振り返ってみても相場は動いているのである。
もちろん相場が終わった後に振り返ることは必要だろう。
しかし、リアルに求められているのは「今そこで起こっていること」。
ウンチクや解析解釈は後でやればいい筈。
「今そこで起こっていること」を伝えないで去年の記録を伝える野球の実況など聞いたことがない。

「リスクオン12日」という言葉が出てきた。
野村のクオンツの調べでは今年2月以降の世界の株式市場はリスクオフが17日。
リスクオンが12日というパターン」だという。
6日に始まった株価の戻りはころを当てはめると今週末あるいは遅くても来週前半までとなる。
そんなに機械的に行くものなのだろうか。
早くもリスクオンはリスクオフの動き。
6月13日→7月5日までの下落は非鉄▲11%、鉄鋼▲10%、銀行▲9%。
これが昨日は上昇ランキング上位に並んでいた。
アンワインドかと思わせて…。
そんな感じだ。

米通商代表部(USTR)が追加的な対中関税を課す2千億ドル規模の品目リストを公表した。
ゴールドマン・サックスのリポート。
「早くても9月までは関税措置が発動されることはないが、貿易紛争の緊迫度が増している。
通信機器、コンピューター関連、家具などが最も影響を受けるだろう」と指摘。
「リストが公表されたことで追加関税措置が実行される可能性が高まっている」。
8月30日が発動の是非を決める期限となっていることを踏まえ、
「160億ドル規模で検討がなされてきた追加関税措置が実行されるのは8月末か9月上旬だろう。
2千億ドル規模の追加関税が発動されるのは9月まで無さそうだ」と指摘。
一方「コンピューターの構成部品や家具に関しては想像よりも範囲が大きくなりそうだ」と警戒感を示した。


先週末に発表されTOPIXの浮動株比率の定期見直し。
売買インパクト上位は以下の通り。
☆売り需要
JT(2914)200億円
BS(5108)154億円
大塚HD(4578)139億円
キリン(2503)130億円
サントリーBF(72億円)
★買い需要
資生堂(4911)165億円
ルネサス(6723)88億円
すかい(3197)81億円
ネクソン(3659)73億円
エンジャパン(4849)68億円

◇━━━トラッキング━━━◇
・・・7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット

6/20◆WSCOPE(6619)1,811円→1,487円 ロスカット
6/21☆インフォテリア(3853)1,030円→1,090円 堅調
6/27◇インフォコム(4348)2,842円→2,940円 タッチ
6/28☆じげん(3679)846円→857円 堅調
7/02◆ラ・アトレ(8885)728円→663円 ロスカット
7/04☆インテージ(4326)1,152円→1,171円 堅調
7/05★ラクオリア(4579)1,139円→1,090円 調整
7/06☆エスプール(2471)1,405円→1,408円 堅調
7/09☆内外テック(3374)2,331円→2,365円 堅調
7/10☆CAP(3965)7,500円→7,850円 堅調調

 

TOP